久高島・イザイホーという祭り

こんにちは(^^) 旅するリーディングセラピストあまね理樺です。

昨日の続き、アシュタールのセッションでのお話は次回にします。ごめんなさい。

今日のお話。

「イザイホー」という映画を観に行ってきました。
神と自然と、島の人々の思いが伝わるとてもいい映画です。
生きるとはどういうことなのかをみせていただいた氣がします。

沖縄、神の島と呼ばれる久高島。

イザイホーは12年に一度の行事で、島の女の人たちが神女になるための神事です。

久高という島は、普通の場所と大分違いがあります。

島の土地は私有ではなく、島民すべてのものだったり、

島の男は海人、女は畑を耕しながら島を守る祈人。
家族を、島を守るためすべての女性が神と繋がり神女（みこ）となる、

イザイホーは、そんな生活様式から発生した祭り事のように思えます。

沖縄に行った時、ノロの苗さんの話してくださったことが鮮明に思い出されました。

私の記憶か、そうでないのかよくわからないようなデジャヴ感を感じたり。

1966年の撮影。

600年以上の歴史を持つこの行事。

すでに島民が減り、ギリギリの人数での開催でした。

そして、次の12年後を最後に開かれていません。

私も祭の街で育ったので、共に感じる部分がありました。

時代の流れとともに、廃れていく文化、そういうものがあるのだなと思います。

ひとつの祭りを行うためには人と財と知識と、

一番にはそれを行う必要性や熱意を、

そこに住む人々が持ち続けなくてはいけません。

それくらい大きなことなのです。

とても残念なことですが、もう二度と行われることはないのかなと思います。

そして、形の風化とともにそこにあった叡智も消えて行く。

あー、胸がイタイ

この映画はひと言では言えないような、

撮影者のご苦労と熱い思いがあったからこそ出来たもののようです。

久高島ノロ、西銘シズさんの英断もそう。

そもそも秘祭として外部への公開がないお祭りだったとのこと。

そして男子は子どもたりとも入れない祭。

そこを押して、撮影を許可された西銘さんの想いはいかばかりのものだったのかと思います・・・。

映画の中でも語られていますが、

行えなくなることを予期しての決断だったのだろうな。

私の街の祭りも、時を経てだいぶ変わって来ました。

後継者不足はもちろん、祭自体の意味もそれぞれの時節によって変わっています。

私の知ってる間だけでもそうなのですから、

きっともっと昔とは本当に違うのだろうなと思います。

もちろんいい部分もありますよ。

とても洗練されて来ました。

その分、祭りにかける熱さは薄れてきましたけどね。

どちらがいいということでもないのだと思います。

この映画を残してくれたことに感謝します。

1月初旬までやっていますので、ご興味のある方はぜひ観にいらしてくださいね。

渋谷アップリンク、そしてそのあとは大阪で上映されます。

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