以前の記事で、体幹を使って階段を上る方法を紹介しました。
今回は、反対に体幹を使って階段を下りる方法について解説したいと思います。
階段の上り下りについては、基本的にいかに楽に上り下りするかを主要なテーマとしています。
もちろん、平地を歩く時や階段を上る時と同じように、コントラリームーブメントを使うこともできます。
しかし、コアムーブメントを使うと、重力による落下運動を利用できるので、より楽に階段を下りることができます。
コアムーブメントは、ひねりを伴わずに、体幹が左右にローリング(回旋運動)する動きです。
そのため、コアムーブメントによるイージーウォーキングは、右腕を前に出しながら右脚を前に出し、左腕を前に出しながら左脚を前に出すという歩き方になります。
この時、腕と脚が同時に動くのではなく、肩が先行して、やや遅れて同側の脚が前に出るという動きになるのが特徴でした。

また、イージーウォーキングでは、基準面を設定して、その上を手のひらが滑るように動かすことにより、上下肢の内旋・外旋を特に意識することなく、体幹を使って歩くことができました。

今回は応用編として、股関節の辺りから大腿部にかけて、体の前面を基準面として、手のひらが滑るように上下方向に動かします。
手のひらを動かす時は、肩を固定して肩関節から先の部分だけを動かすのではなく、背中側の肩甲骨から腕を動かすようにします。
すると、自然にコアムーブメントの動きになります。

まず、階段の上に基本の立ち方で立ちます。
左足に重心を移しながら、右手を股関節の辺りから下方向に動かします。
すると体幹が左方向にローリングして、右肩右腰が前に出ます。
続いて右脚が前に出ますので、一段下に下ります。

次に右足に重心を移しながら、左手を股関節の辺りから下方向に動かします。
すると同じように左脚が前に出ますので、さらに一段下に下ります。
この動作を繰り返せば、素早く楽に階段を下りることができるようになります。