ユニバーサル・エクササイズの2つ目のメソッドは、イージーウォーキングです。


イージーウォーキングは、二本足で歩くということを、重心移動の観点から根本的に捉え直すことにより生まれました。


乳児の頃の四つんばい歩きを思い出してください。

右手を引き寄せると右脚が前に出て、右手を前に出すと右脚が後ろに送られますね。




別の見方をすると、右手を引き寄せると左脚が後ろに送られて、右手を前に出すと左脚が前に出ていることになります。

腕の動きに注目すると、右手を引き寄せると左手が前に出て、右手を前に出す時に左手を引き寄せています。




これらの動きは、一見当たり前のことのように思われるかもしれません。

重要なポイントは、四つんばい歩きのムーブメントは、左右の腕と脚がそれぞれ連動して動いているということです。


このムーブメントにより、四つんばい歩きはスムーズに重心が水平移動する動きになっています。

試しに、手と脚を別々に動かして四つんばい歩きをしてみてください。重心の動揺が大きくなるのが分かると思います。


それでは、一般的なウォーキングの動きはどうなっているでしょうか。

腕を振り上げる動きにより、斜め上方向の力のベクトルが生じます。

また、つま先で床を蹴る動きは、反作用として同じく斜め上向きの力のベクトルを生じます。



つまり、一般的なウォーキングの動きは、重心移動の観点から見ると、ランニングと同じように上下方向の重心移動が含まれているのです。


ユニバーサル・エクササイズのイージーウォーキングは、一般的なウォーキングの動きとは異なり、四つんばい歩きのように水平方向に重心を移動するムーブメントを利用して歩くのが特徴となっています。