男は嫌い。
女は嫌い。
主人公である慧の周りには「合わない」人だらけ。慧はそうした「合わない」人にはなるまいと、今の自分が変化していくことをとにかく拒んでいた。
しかし、ある少女との出会いが慧を変えていく。
本書は、今の君があるのは相手がいるから。そして、これまで会ってきたすべての人が1人でも欠けていれば、君ではなくなってしまうので、感謝の気持ちを忘れてはならない、と訴える趣旨の本だ。
私は慧と同じような子供だった。いや、今でも共感するところはあるので、まだ子供なのだろうか。
自分と「合わない」人とは関わりたくないし、なりたくもない。
時々高校の友人から飲みに誘われるのだが、親友ではないので「行っても無駄かな」と思い、断ってしまう。
誰からも注目されない、透明な存在となってしまいたいと時々思う。
本書を読み始めた時、私の性格に似た人が現れたと、一種の安心感を覚えた。
だが、慧は変わった。慧は向こう側の人間になったのだ。
そのとたん、一気に読む気が失せた。
本書は、中学生・高校生が読むべき本なのかなと思う。それは別に中高生を下に見ているからではない。文章がやさしく、内容が頭に入りやすいからで、その内容も大人向きではないように思えた。
小説を普段全く読まないので、他の人とは異質な感想かもしれませんが、あくまで一大学生の浅はかな意見だと受け流してもらって構いません。
小説は読みませんが、ちゃんと本は読んでいるので、これからは本紹介もしていきます。
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