ななみの雑記帳 -2ページ目

ななみの雑記帳

気が向いたときに

 

 

上弦の月、千秋楽。

ついに来てしまったこの日。あんなに長いと思った月髑髏なのに。

2017年11月23日、初日を観劇してから

12/3,12/29,1/28,2/13そして2/20と前期3回、後期3回観ました。

いつみても違う舞台。その日のテンションで生まれる芝居。

その不安定を私は愛していました。不安定だからtwitterでその日の感想を探すことがやめられなかった。

 

円盤待ってます。サントラ今すぐください。

 

福士くん。若いですね。エモかったです。

泣いてましたよね?しかも、あれガチ泣きですよね。

自由すぎる贋鉄ルームで「終わりたくなああい」って。幼稚園児。

今日も贋鉄おじいちゃんの喉はガラガラ。私ソワレばかりだったから今日の出だしの潤った声に(しんぺーさんってこんな声なんだ)と思ってたらあっという間にガラガラに。

「もういい!もうお帰りください」めっちゃ笑いましたね。

市川しんぺーさん、おそらくアドリブ苦手なのに自由すぎる福士くんの子守りお疲れさまでした。

霧丸を助けに来た後の武器庫である「天っていうのは高けえんだ」というセリフ。

この言葉を福士捨はいつもとても噛み締めながら言います。今日はここで涙まで出てきたように見えたのですが近くで見た方、どうでしたでしょうか。

捨之介も天魔王も泣きながら(23列から裸眼)の一騎打ちすさまじかったです。

今日の捨之介霧ちゃんがとめなきゃ天魔王の後追って落ちちゃってましたよ。ほんと。

今日の霧ちゃんは霧丸さんでした。福士君が泣いちゃうからいつもよりしっかりしてて百人斬りも必死のサポートでした。

その日のテンションで大きく変わっちゃう筆頭福士捨。

関東荒野のシルエットで肩を持った手を挙げたとき、この人はセンターだって、スターだって思いました。

だって、シルエットで動くなんて普通考えないですよ。でもあの時私、鳥肌立ったんです。

拍手により力が入ってしまったんです。スターだった。

千秋楽の挨拶、まさか定型文の「本日はご来場くださり誠にありがとうございます。」すら言わないとはw

「千秋楽、おわりましたー\(^_^)/」ってなによwww「で?」ってこっちがだよwwwww

そんなところも含め、初舞台・初座長本当にお疲れさまでした。

福士君、舞台楽しかったって思ってくれてそうなので今後も舞台出てくれるかもな。

でも、しんぺーさんのありがたーいお言葉は真実だからね(笑)

あなたアドリブが成長したわけじゃないからねwwwwwww

 

いっけいさんの狸穴さん、かわいいですよね。狸穴さんがかわいいってすごいですよね。

ぽんぽんぽんって笠壊れちゃうから。顔見世の時点で笠投げるし。

ほんとに、おでんさんに一目ぼれしてるんですよね。「第一印象から決めてました!」

関東荒野で鉄砲拾って「おぬし、使えんな」って鉄砲に話しかけて筒を吹いてるのかわいい。

今日の腸煮えくりかえるは若者に触発されてかいっけいさんも熱かった。泣いちゃう。

 

須賀兵庫。大すき。本当に大好き。かわいい。須賀くんは上弦のMVPです。いつでも最高の安定感。

おなかが空いてる霧丸にお前たちにあげたきびだんごあげようとしてくれたり、ちくじょうじゅちゅを荒武者隊で考えたり、贋鉄斎の「美しい」に「おれ?」って返したり、「おっとう階段!」は大好き。須賀くんにしかできない兵庫だった。

最後のプロポーズも素敵だった。今回の兵庫はお母さんが幼い頃に亡くなってしまっていて、だからお母さんみたいな太夫に惹かれたのかな。

あのプロポーズ、「俺のお母さんになって!」でも、私は感動していたと思います。

でも、「ずっと先にいるあなたを追いかける。絶対に追い付いて追い抜いて、前からしっかり受け止める」

太夫、こんなこと言われたら嬉しいですよね。

城に向かうときの「行くぞ!」が大好きだった。襲撃後の無界屋裏、須賀くんで鳥肌たったし涙が出たし拍手したくなった。すごくかっこいい。大太刀を抜く直前、すごくいい顔してる。苦しそうででも覚悟を決めた目。ここ見て!ってツイに書いてくれた方ありがとう。

 

聖子さんの太夫。歌うま。

聖子さんは一番の太夫だけど、もうそういうことは完全に若い子に任せてますね。

上弦は無界屋レディースって言われてたけど間違いなく聖子さんがリーダーだからだ。

みうらんがヤンキーに育っちゃってるのもあの太夫だからなのかなw

関西弁になるところが好き。母と息子の極力体には触れない距離感なのに「たとえ血まみれのてでも洗えば落ちる」のところで思わず手を掴んじゃうのが好き。聖子太夫は黄泉の笛のとき、酔っぱらってる。兵庫に注いでもらってガンガンの飲む。飲まなきゃやってられなかったんだろう。だって「大丈夫だ」って蘭兵衛はひとり城にいってしまうのだから。願うことはただひとつ「君死にたまふことなかれ」。襲撃で自分の足を叩いて立ち上がるのが苦しい。蘭丸を見れないのが苦しい。

死ぬつもりだったと思う。でも兵庫が勇気を振り絞ってプロポーズしてくれた。

太夫、兵庫のこと若い子がこんなおばちゃんになんなんだって思いしかなかったと思うんですよ。

兵庫も蘭兵衛と太夫の『絆』を見せつけられて、自分ではこの人に踏み込めないと思って一度は「生きてて」と伝えた。おっとうが「兵庫」を認めてくれて「兵庫」って呼んでくれて勇気を出してプロポーズ。

「前からしっかり受け止める」自分より若い子がみんな死んでしまった太夫にとても響く、そして年下の兵庫らしさのつまった良いプロポーズだと思います。お幸せに

 

髑髏党、いつも私をぐちゃぐちゃにする天魔王。

天の殿様に愛されたかった天魔王。子どもみたい。子どものまま。

生駒ママ。そして信者、剣布。

剣布ちゃん、2幕初めの「天魔王さまー」がどんどん💕増えていきました(笑)

天魔王様に鼻つままれても顔撫で回されても幸せそう。

剣布ちゃんは天魔王様のどんなところに惹かれているのだろう。LOVEっぽい。

生駒の最期、蘭丸に向かって勝ち誇った笑みをして死んでいった。「私は殉死を命じられたぞ。羨ましいだろ」そんな勝ち誇った笑み。生駒が自分で喉を切るところを見れない蘭丸。主従ってなんなんでしょうね。

剣布ちゃんは生き残ってるのかな。生き残っていたら彼女が天魔王みたいになってしまっていそう。

人の男→天の殿様と剣布ちゃん→天魔王様は似ているんじゃないかな。

 

 

 

千秋楽の大事件。「みうらん事件」。そう

 

みうらん事件

 

三浦翔平さん、無界屋蘭兵衛を演じてくれてありがとう。

千秋楽にとんでもない置き土産を。蘭兵衛のオタクは苦しみと思考の渦で息絶えてしまう。

この件に関しては下にあるtwitterのほうが詳しいです。

 

彼は、『無界屋蘭兵衛として生きたかった』んですね。

みうらんは天魔王に揺さぶられたとき、殿の話をされたとき数珠に触れます。

殿のことを思い出して触れているのかなって思ってました。

でも今日、黄泉の笛をもち歩きはじめた無界屋裏で数珠を握りこう言ったんです「太夫」

23列目からの読唇術だから違うかもしれない。でも、太夫って呟いたと思う。

あの数珠は殿のことを思い出したときに触るものだと思ってました。

でも、もしかしたら、蘭丸に戻りたくなったときに触っていたのかもしれない。

『無界屋蘭兵衛』でいるために。

ツイでも、殿の骨数珠説が圧倒的だったのにこの日「太夫からもらった説」が急浮上してました。

森蘭丸を思い出したときに、無界屋蘭兵衛でいるために太夫からもらった数珠に触れていたと思うと、

口説きでその数珠を天魔王が引っ張る意味が変わってきます。

 

無界屋を愛してました。無界屋ガールズと仲良くやってました。太夫のことも大切にしていました。

兵庫には素晴らしいビンタwしましたけど、良く知った仲だからですね。

無界屋を愛してた。無界屋蘭兵衛として生きていた。

みうらんで1幕にこういった感想を持ったのは千秋楽が初めてです。

 

今日の夢見酒、薄かったね。いつもみたいに狂えなかったね。口説きはいつもぐらいチョロかったんですよ。その後、酔えなかった。狂えなかった。その後がずっと苦しそう。

 

捨を切り捨てる時から異変は始まっていた。なんか辛そう。捨を見ないようにしている。

『今日は違う』確信に変わった襲撃。

女の子を見ない。自分が斬るところを見ない。苦しそう。「たのしいなあてんまおう」全然楽しそうじゃない。泣きそう。泣いてる?どうして楽しいって言ったの。全然楽しそうじゃない。

刀を振り回してる。相手を見れないから。薬が足りてない。蘭丸になれていない。

蘭兵衛のまま襲撃をしている。狂えていない。苦しそう。

 

蘭兵衛、太夫に殺してもらえてよかったね。殿のもとにまっすぐ行けたと願っています。

 

三浦翔平さん、最後に目を開けて死んでくれてありがとう。綺麗な死に顔でした。

長髪ロン毛和装の三浦翔平さんばかり見ていたので、普通にウェイのイケメンでビビります。

早乙女さんと現世楽しんでね。インスタライブありがとう。

蘭兵衛なのに天魔王の台詞ばかりだね。ウェイのイケメン怖いから、らんべさん演ってなかったら全く注目していなかったと思います。でも、お芝居上手いし声いいし動けるしとても器用で驚きました。

また、舞台やってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしても、どうしても下弦がまだまだみたくて当日券チャレンジをしました。

 
幸運にも当日券をゲットでき前楽を観れました。大好き。
 
当日券には60人ほど並んでいて番号札を引いたその場でチャンス無しとなる方もいらっしゃいました。
下弦のフィーバーっぷりをみると本当に12月から1月前半がもったいなかったと思うけど、普段、抽選に外れたら当日券のみという界隈にいるお客さんたちは一般発売が復活するなんて知らないし、遠征組なら突発は無理だし、抽選では落選祭りその後大量の戻りチケという今回のチケットの売り方は下弦の月に合っていなかったのではと思います。観たい人が観れていればいいんですけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

月どくろの手持ちチケットがついに上弦千秋楽と下弦千秋楽のみとなりました。

 

今このタイミングで自分のために月どくろの感想をちゃんと書いておこうかと思います。でも、私は人の感想を読むのが大好きで自分の考えをうまく言語化できないのでどこかで誰かが書いていた言葉が出てきてしまうと思います。私に語彙力と文才が無いせいです。でも、本当に私が思っていることなので許してください。

 

まず、月どくろは「捨之介が負ける」髑髏城。ワカドクロで「滅びの美学」となった髑髏城は月どくろで「生きるということはつらく苦しいことである」と別のベクトルへ向かったと思います。

月どくろ最大の特徴は、捨之介が天魔王を「止める」ことを目的としているところ。

 

「殺すんじゃね、とめるんだ。」

 

初日にとても驚いたセリフです。制作発表で中島かずきさんは月どくろを「若気の至り」と表現されていました。このセリフが象徴だと思います。捨之介は天魔王を止められると思っているんです。彼が天魔王となってしまったのは天魔の鎧を手に入れてしまったから。鎧を脱がせれば彼を説得できる。そう思ってるんです。

 

 

蘭兵衛に関しても若気の至りを感じます。太夫と蘭兵衛の最後の会話後に月どくろから追加された

 

「一度、流しきるしかないんだよ」。

 

蘭兵衛は三途の川を流しきれると思っている。血に染まった三途の川を自分の力で。でも、彼はそうして自ら三途の川に入っていき流されてしまう。この太夫と蘭兵衛さんの会話は月どくろで大幅に追加されています。月の太夫は蘭兵衛の過去を知っているんじゃないかと思います。だから、「たとえ血まみれの手でも洗えば落ちる」って言うのではないかと。「あの人の言うことは道理だよ。」にわかったと答えながらも勝手に城へ行ってしまい、最期に「所詮、外道だ」と言うんですよね。

 

太夫の気持ち考えて。蘭は太夫に土下座しろ。何幸せに死んでんだよ。

はい、失礼しました。私、蘭兵衛のオタクなんですけど太夫の気持ちを考えちゃうからいつもこう思ってます。好き勝手暴れて最後は殺してもらって満足しました?ってw

 

「あなたは自分が思ってる以上に周りを思っていますよ」は今までのすべての蘭兵衛さんに言ってあげてほしい言葉です。

 

月での変更で個人的にいいなって思ってるところはおっとうと兵庫。前までは兵庫の刀が研いだら短くなっちゃってピンチの時に兄さ(月はおっとう)が鎌を武器に助けに来てくれて二人で「旋風稲刈り拳」で敵をやっつけました。でも今回は鎌vs鎌のあと鎌から鍬に武器が変わり「旋風芋ほり拳」。

おっとうのキメ台詞大好き。「あんたはただ刈り取るだけ。耕すことを忘れた男に勝ち目はねえべ!」

これも月どくろの「生きるということはつらく苦しいことである」というテーマに沿って書かれた気がしています。(鍬で戦ったというアオドクロがまだ見れていないので違ったらすみません)

未来を見ているんですよ。

今までは刈り取る鎌で戦っていたけど、これから先も力強く生きる兵庫とおっとうは畑を耕す鍬で戦う。

死んでしまったほうが楽なのに生きていかなきゃいけないこの物語で「刈り取る鎌」ではなく「耕す鍬」で敵を倒すシーンがあるのすごくいいなって思ってます。

 

今回のダブルチーム制、戯曲通りに演じられているのは下弦だなと思っているのですが

マモ捨は圧倒的『陽』の捨之介です。本当に明るくて身近にいたらちょっとうざい人。

一幕の間はほんとに生き生きのびのびしてて小ネタが多い。

狸穴さんがおきり選ぶ時もベンチでお酒飲んでたのに「わしは、そなたと」で立ち上がって顔だけでえええええって。声優さんなのにめちゃめちゃ顔がうるさい。さすがマモ。捨之介なのに小ネタやボケは拾いまくる。さすがマモ。贋鉄ルームは固定ネタなのに何度見てもアドリブにみえるししかも確実に笑ってしまう。

毎回「いけねえなぁ」って最高にいい声で出てくるマモ捨が大好きです。

 

でも、少し過去が透けて見える瞬間があるんです。この人は昔汚い仕事もやってきたのかなって思える。年齢が上のマモだからできる月捨。

霧丸に「おまえみてえな若けえのが」って言えるし、蘭兵衛さんの頭ぽんぽんもできる。天魔王も説得しようと思うのは過去に捨之介はみんなのお兄ちゃんだったからかなって。

正直うるさいなって思うところもあるんですよ?声優さんだからなのか声から読み取れることがとても多くて息すらも情報過多。

夢見酒飲まされるとき、かっこいい天魔王様を観たいのにマモちょっとうるさいって思ってます。

でも、それがマモなんだよね。うん。

そんなとっても明るいマモ捨が天魔王が自刃した後、完全に死にたがりになる。捨之介は死んでしまいたいんですよ。本気で戦って天魔の鎧を剥がし天魔王に手を差し伸べようかとしたところで天魔王は捨之介の刀を自分に刺してしまう。こいつも死んでしまうんだって思ってから捨之介はもう天魔王を追いかけることもできない。その場に座り込んでしまう。

今までの捨之介は「天魔王を殺す」ことが目的だったから、なんとか天魔王はやっつけたけどもう徳川軍が城になだれ込んできててこのままでは自分たちも髑髏党と間違われて殺されてしまうから「俺がおとりになる」だけど、月の捨之介は蘭兵衛も天魔王も死んでしまったからもう自分も死んでしまいたくて「おとりになる」というのかなって。

で、この時に輝くのが霧丸君の存在なんですよ。霧丸が死にたがりの捨を生に力づくで引き戻してくれる。復讐、敵討ちと昔に向かっていた霧丸は捨のおかげで前に進む。いい二人だなって思います。マモ捨はシルエット後の徳川戦の前に笑うんですよ。きっと逃げ切れたと思って笑ったらまだ徳川兵がいてもうぼろぼろで「だったら好きにしな」と捨之介の刃は下を向いてしまう。でも、また霧ちゃんが助けてくれる。いいですねぇ。でも、沙霧ちゃんとマモ捨も観てみたかったなぁ。

 

 

一方、福士蒼汰捨。初日はあまりに爽やかでこれは福士蒼汰にしかできない捨之介だと思いました。

今では舞台の上で堂々としていて捨之介らしくなっていますが、初期の爽やかキラキラ捨之介も福士くんならではで私は好きでしたw

福士君は若いです。なのでより独りよがりな捨之介に仕上がってます。

福士君の捨之介は本当に、鎧を剥ぐことを目的としてる気がします。そのあと何が起きるかなんて考えてない。天魔王の鎧を剥いだら彼が死んでしまうってことを全く想定していない。

下弦の最後の捨天一騎打ちは必殺技を叫ぶヒーローキャラと悪のカリスマの対決なので見ていて楽しいけれど、上弦の捨天一騎打ちは見ていて苦しい。

無邪気キラキラの捨之介がじわじわと天魔王を追い詰めていく。天魔王がかわいそうで苦しくなる。

天魔王が落ちた穴にふらふらと吸い寄せられる福士捨。本当にそのまま後追いしてしまいそうです。

上弦の霧ちゃんはいい子でよかった。最後、霧丸の右手をぐっと引き寄せて抱きしめるのめっちゃかっこいい。贋鉄ルームはじけてくれてうれしいよ!ただ二人でグダグダになっちゃってるからもう少し打ち合わせしようね!(笑)

 

 

下弦天魔王、鈴木拡樹様。

素顔の鈴木拡樹さんと天魔王の鈴木拡樹さんが一度も脳内で繋がらないまま千秋楽を迎えそうです。悪役を全うされている。役に自分を寄せる役者さんなんですね。自分を消し去るって言ったほうがいいかな。鈴木拡樹さん、お名前は存じ上げていましたが初めて舞台を観て本当にすごい役者さんだなって思ってます。

「今度舞台見にいくんだー」「だれでてるのー?」「すずきひろきー」「へー」ってパンピーとの会話でもわかる役者さんになってほしいです。彼が世に知られていないのはもったいない。

鈴拡天は武将としての織田信長を尊敬し敬愛していたと思います。だから殿が蘭に現を抜かすから俺が殿の代わりに天下取る!って思ったのかなとも思いますが、光秀をそそのかしていないのでは?とも思っています。

真面目な天魔王です。手紙ちゃんと読むし。

地理の授業の「ぁーい」も好きだし、初期の(さ、蘭丸君答えてください答えない?じゃあ先生が言います)みたいなのも好きでした。2幕はどんどん陽気な天魔王になってますね。「黄金の国ジパングに向けて航海中だ」って指示棒ゆらゆらしてるのとか好きです。あと鎧着せた捨之介を起こすときの「よう」がすごく好き。

捨天一騎打ち、下弦天は鎧を剥がされると小さくて細くてマモ捨がすごく大きく見える。鎧を着ている間は対等だったのに。でも、すべて剥がされてもなおその心は気高く高貴なまま。

初期に、鈴拡天は逃げるために自分を刺したのでは?と考えていた時期もあったけど今は、彼は死を選んだのだと思います。

天蘭一騎打ちの時の天への投げキッスめっちゃ美しい。あの天魔王様でしか投げキッスなんてないと思うけど、私は天だと言いながら手の届かないところにある本物の天へ投げキッス投げるんですよ。すごく美しい。

 

 

上弦、早乙女天。上弦を観て心がぐちゃぐちゃになるのはほぼ早乙女天のせいです。

初日、天魔王が女でめっちゃびっくりしました。私は何を見せられているんだって思いました。

で、あの日と同じ天魔王は二度と現れなかったんですよね。5回行ったけど毎回印象が変わります。

下弦はいつも軸はぶれないのに、上弦はもはや軸が見えないのでこんなんありかよって気持ちです。

2月13日の天魔王がすごく好みだったのでこの日を私の早乙女天解釈としますね。

 

早乙女天は鈴拡天とは違い、殿に自分を愛してほしかったのかなと思います。殿がかわいがっていたのは蘭ですが。殿を独り占めしたくて謀反を起こし殿と一緒に死のうと思っていたら殿が蘭丸への遺言なんて託してくるから「そんなのは殿じゃなああああああああい」って。だから自分が天になる。大好きな殿に言葉も残してもらえなかったから自分で天魔の鎧を手に入れた。

あと人の男は人心を掌握する男ですが、鈴拡天が仕事できる系で人心掌握していた感じで、早乙女天は人の懐に入って人を使っていた?簡単に言えばヒモ男?みんな彼を甘やかさずにはいられないみたいな。

生駒に死んで?ってお願いするとき生駒が見てないときに蘭丸にまあ見てろって感じで手で止めてニヤッと笑ったんですよ。ひどいですね。お願いしながら悪戯うまくいくかな?怒られないかな?って顔してる。天魔王の計画は捨之介が現れたところで完全に破綻していてそこで早乙女天は激しく動揺します。で、盾となった蘭には驚く。精神的に未熟な様子を垣間見せてからの捨天一騎打ち。

もう天魔王が可哀想で可哀想で。捨之介には天魔王の気持ちなんて全然わかんない。

鎧を全部剥がれて「貴様ごときにこの俺が」って隅っこで体育すわりで頭抱えてる天魔王つらすぎる。

最後、刀も飛ばされて捨がとどめを刺そうと振りかぶったとき防御姿勢なんですよ。つらい。

鈴拡天はここでも立ち向かってますからね。この違い。すごい。

ここまで自分が負けだと思っていた早乙女天がここで全編で一番いい笑顔をします。

いいこと思いついたって。

そして、捨之介の刀で自分を刺す。これで、天魔王は捨之介に勝ったんですよ。天魔王、大逆転勝利です。でも、捨之介の情緒も見ている私の情緒もぐっちゃぐちゃになります。早乙女天罪深い。

 

 

 

さ、らんべさん。どちらのらんべさんも大好きです。一緒に稽古していたとは思えないほど上下で全く違う人になっていて面白いです。

 

上弦、みうらん。つよい!かっこいい!好き!っょぃ。めっちゃつよい。

上弦は聖子さんの太夫もおかんって感じでもうおかんとヤンキーな息子。ずっとこう見えてます(笑)

もう兵庫びんたするのが面白すぎてね。12月末に往復ビンタして兵庫が「2回も」って言ったらダメ押しで左手一発いって最高でした。

おっとうが近づいてきたときも前に出るだけでものすごい威嚇になってるのすごい。

狸穴さんに「無能な奴ほど数に頼る」ってガン飛ばしながら言っちゃうし本当にっょぃ。

でも、捨蘭狸穴vs天の関東荒野で天魔王に「森蘭丸」と言われてから数珠を触り始めるんですよね。

ぎゅっと握ってる日もあれば指が引っかかってるだけの日もあります。私は指ひっかけてる日が好きです。無意識で触ってしまっている感じがして。

あれ、殿の形見なのかな。殿にもらったのかな。ワカみたいに殿の骨だったらよかったのにね。でもあれ実質骨数珠。無界を出る時も城に入っていくときも触るのが、彼の心が殿のほうに戻ってしまっているのを表しているのかなって思う。

つよいつよい言ってるけど口説きの時めっちゃ色っぽい。つよいのにチョロい。あれが殿の前でだけ見せてた姿なの?すごい色っぽいよ。蘭丸になったら美少年現る。あと、殺陣がすごく速い。声もかっこいい。殺陣が速くなりすぎててセリフのタイミング待ちが露骨になってきてるので誰かうまいこと調整してあげてほしい。

 

 

下弦、廣瀬智紀さん。穏やかでよく笑うらんべさん。すごく好き。太夫が本当にお願いしていたら彼は髑髏城に一人で行かなかったと思う。太夫はその笑顔を見て行ってしまうってわかってる。だってもう大人の女性だもん。ごまかせない。太夫は行ってしまうってわかっていて霧丸と一緒に去る。そこでわかっていても止めないのは親心かなと思って。君の生きたいように。歌の歌詞がきつい。

霧丸が髑髏城にはいくつも抜け穴があるって言ったとき階段に座って話を聞いていたらんべさんは思わず立ち上がる。そのとき怖い顔をしている。太夫はその姿を見てしまっている。

もうその時から太夫は嫌な予感がすごかったんだろうな。で、「昔には戻れない。戻っちゃいけない。血まみれの手でも洗えば落ちる」って精一杯の説得を試みるけど彼は太夫を抱きしめてぽんぽんして優しく笑う。行っちゃうんだね。あんな笑顔ね。泣いちゃうよね。苦しい。月見の宴で楽しそうな無界屋を優しい目で見て別れを告げるように目を閉じもう一度顔を上げた時にはもう戦いの顔になっている。あの蘭兵衛さんかっこいい。

いん平さんのあたりの太夫とらんべさん可愛すぎて大好きです。近づいてきたときに、威嚇ではなく手を広げて「すいません」って感じでお辞儀してるのすごい好き。それで黄平次に褒められてもう一回やって見せてるのもめちゃめちゃかわいい。ここで朗らかにしてる相手が最初にボウガンで殺られる黄平次なのも無理。

女の子たちにもちゃんと大丈夫?って感じで声かけてて太夫ともいちゃいちゃしてるし良い息子なんだろうなって。良い息子を演じていただけかもしれないけど。初登場の無界屋裏で「野暮はこちらもご同様か」のときに口元がにやけてるのぞっとします。無界屋で楽しく穏やかに生きているのに、刀を抜くとき笑ってしまう。この人は武士なのだなと思います。

 

このらんべさんがなぜ落ちたのか。

 

捨天蘭関東荒野で捨之介の「俺たちの上にあった天は消えた。俺たちは自由に生きられるんだ」

を聞いてらんべさん頷いていたんです。殿とどこまでも一緒にと思っていた蘭丸は

殿に「生きろ」と言われてしまったがために生きています。

蘭丸は殿の形見ひとつも持てていないのではないかな?きっと渋ってぎりぎりまで本能寺にいただろうから。だから、人の男が天魔の鎧という殿の物を持っていることにまず動揺する。

で、口説き。

武士として名誉なことは殿とともに死ぬこと。信長は当時の感覚では異端児だったから最愛の蘭丸に「生きろ」と言ったけど、蘭丸は一緒に死にたかった。ずっとそう思ってる。

しかしなんと、人の男は殿に「死ね」と言われた。自分は生きろと言われたのに彼は死ねといわれた。

蘭丸としては人の男のほうが自分よりも大切にされていたのか?と思ってしまった。

そこで彼はもう天魔王のペースにのまれてしまったのでは。

でも、刀を落としてしまった後でも、霧丸の「蘭兵衛!」はちゃんと届いていて一度蘭兵衛さんが霧丸を見るのも苦しい。

ここから廣瀬蘭、今までで一番外道な蘭丸まで落ちます。

殿への思い爆発してる。殿を愛していたんだなって鎧への触れ方からわかります。風蘭さんといい勝負。刀を鏡に血糊で紅を引き髪の毛を治すのも蘭丸蘇りの儀式なんだろうなと思ってます。霧丸を追うときに袖をまくり上げるのも、今までは着物を気にしていた蘭兵衛から蘭丸になった表れかと思ってます。

無界屋襲撃。楽しいと自己申告するの本当に許せない!どうしてこうなったですよ。

女の子を切るとき、あれ蘭丸は太夫を追いかけてますよね。で、太夫を守ろうとして他の子がどんどん切られる。

月の太夫は、あの時行かないでとお願いすれば蘭兵衛を止めれたと思います。でも、止めなかった。

その結果が無界の里全滅。自分があの時止めれば、この子たちが死ぬことはなかった。

自分のせいでみんなは死んだ。太夫が辛すぎる。

無界の里から撤退するとき、天魔王が話してる間蘭丸は燃える無界屋を眺めます。

女の子たちを見ているときもある。無表情が多いけど苦しそうな表情のときもある。

何を思って彼は自分が作ったものが焼け落ちるのを眺めるのか。あんな外道の気持ちなんてわからなくてもいっかとも思うけども。

天蘭一騎打ち。ここは上弦といろいろ違う。下弦蘭は目を切られる。

そして天魔王に「殺す。貴様を殺す」と言う。

下弦天にとって蘭は駒でしかないから目が切れるんですよ。上弦天は蘭丸を自分が天魔王であるために必要な人と思ってるから目は切りません。

で、この「殺す」。12月に初めて聞いたときは聞き間違いかと思った衝撃の言葉。

蘭兵衛は天魔王が殿に「死ね」と言われたことから蘭丸に落ちます。殿の夢を叶えるために。

なのに、殿の本当の遺言はやはり自分への「生きろ」だけ。人の男はなにも言われていない。

自分がここまでしたのはなんだったのか。だから天魔王に「殺す」と。

でも、目を切られているので勝てるわけなく。

天魔王の盾になったとき、それまで完璧だった天魔王が初めて少しですが動揺します。すぐに哀れな男だって馬鹿にしますが。

下弦蘭の最期、らんべさんだって思う日と蘭丸だと思う日があります。

「来い!太夫」を笑顔で言うのは太夫目線で見たときに胸くそすぎるので14日の撃たれて倒れる時に微笑むのはいいなって思いました。

で、ここ廣瀬さんのことすごいなって思うポイントなんですけど、目を開けたまま死んでくれるんですよね。その後、太夫と捨之介が近づいてきて太夫に揺さぶられるのに捨之介に閉じてもらうまでずっと黒目も動かない。胸も動かない。すごいなって思ってます。

目を切られた後の演技もね。太夫のこと見えてないから声のする方のすごく遠くを見ている。刀が手の届かない場所に落ちても絶対に手で探る。こういったことがすごくいいなと思っています。

 

 

同一脚本で演じられているのに全く違うものとなった上弦と下弦。ダブルチームって面白いですね。月にこんなに行ってしまったのは上弦を観れば下弦が見たくなるし、下弦を観れば上弦が見たくなるから。交互摂取やめられない。ダブルチーム制おそろしや。財布は空っぽ。