うには3ヶ月の勤労を経て再び無職に
そして脳みそに負った傷を癒すべく。ロンドン、フランクフルトにひとり旅へ出たのであった。
着いた日は夕方。
入国審査のゴツい黒人のオッさんと格闘
「君、仕事なにしてんの?」
「無職っす」
「は?どういうこと?なんでイギリスに来たん?怪しいな?」
「倒産してんもん。おれ、悪くない
」
そんなやりとりの後、特急でロンドンへ。
んで、ナイトミュージアムをやってる大英博物館へ。
ここでも、セキュリティの黒人のにーちゃんが「マダム、あんた、なんかあぶなっかしい。バックは前に持ちや。気いつけや。」と。
「ダンケ、ダンケ
」
ここに来た目的のひとつは、このパレットを見ること
この石版みたいなんは、エジプト王朝最初の王ナルメルがエジプトを統一した際の記念パレット。紀元前3000年頃のもの
こんな風にして、イギリスに降り立った初日の夜は過ぎていくのであった。
箸がないから食えねーじゃないよ




