小山実稚恵~音の旅~ レポ | Don’t worry Be Happy♪♪♪

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起立性調節障害だった息子(現在は克服)のことや、娘のこと、大好きな音楽のことなどを中心に、あるがままにいろいろ書いてます♪最近はKpopにハマってます♡

なんだか、クラシックのライブ行きたいなぁ~


なんて、なんとなーく思っていたら、
「行けなくなったから行かない?」
と、チケットが舞い降りてきました。
ミューズに願いが通じたのか?
音楽好きは日ごろから周囲にアピールしておいて損は無いですね。

小山実稚恵ピアノリサイタルぴあの♪

小山実稚恵さんとは・・・

(公式プロフィールから)
世界最高峰のコンクールでありますショパン国際ピアノコンクール(第4位)とチャイコフスキー国際コンクール(第3位)の2大コンクールに入賞した唯一人の日本人ピアニストです。
ショパンの生誕200周年(2010年)に開催された第16回ショパン国際コンクールでは日本代表の審査員として唯一人参加されました。
公演数、知名度など日本でナンバーワンの実力派ピアニストです!


よくよく考えたら、プロのクラシックのピアノリサイタルなんて、初めてかも。
小山実稚恵さんは東北出身で、おっとりした雰囲気の方。
でもその実は、12年24回リサイタルシリーズ2006-2017を敢行中の、芯の強さを感じさせる方です。
なんたって12年24公演分の演奏曲がすべて発表されているんだから驚き。すげ~
小山さんいわく、12や24にはいろいろな意味がある。
カレンダーは12月、時計は12まで、1日24時間、12はキリストの使徒の数でもあります、とのこと。干支も12よね~。なんだろう。12って不思議。

今回は、その後半戦の第1回目にあたる、13回目。

~月明かりに揺れて~

バッハ/平均律クラヴィーア曲集
    第2巻より第14番 嬰へ短調 BWV883
シューマン/4つの夜想曲 作品23
ベートーヴェン/ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」作品27-2
ショパン/ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 作品15-2
ショパン/ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」作品61
ドビュッシー/映像 第2集より 第2曲「そして月は廃寺に沈む」
ドビュッシー/ベルガマスク組曲より 第3番「月の光」
ラヴェル/グロテスクなセレナード
ラヴェル/ラ・ヴァルス―舞踊詩


毎回テーマカラーを決めていて、初回は白だったそうなのですが、今回は月光色だそうで。それも、「雲の合い間に見えるおぼろ月の光」だそうです。
フライヤー、プログラム、照明などすべてテーマカラーを意識して構成されています。もちろんドレスも。すてきです。

こないだ金環日食あったばかりだし、タイミング良いですよね。
それ知っててあえてのテーマ設定なのかは不明ですが、「運命を感じます」と話されていたので、偶然の一致なのかも。


まず、率直に、

ぉわわわ人間の手ってこんな動きするんだー?!

と何度思ったことか。


いきなりこんな低レベルな感想ですいません。汗


何といってもベートーヴェンの超有名曲「月光」
生で聴けて大感動。
これだけで今日足を運んだ甲斐があったと思いました。
哀しくて激しくて美しかった~。
終楽章は壮絶とも言える魂のこもった演奏で、全身ぞわわわ~となりました。
すばらしい。そして割れんばかりの拍手。

それから誰でも知ってるドビュッシー「月の光」
これ楽しみにして来たって人も多かったのではないでしょうか。
私もその一人です。アルファ派出まくりでした。
曲が終わり、そのまま次の曲に入るため身じろぎひとつしない小山さん。
普通は拍手のタイミングじゃないのに、
ここで堪え切れずに拍手が起こってました~。

ラヴェルの2曲は初聴きでしたが面白かった!
こんな凄まじい曲作る方も作る方だし、演奏する方もする方だわ~。
楽譜って一体どーなってるんだろう。オタマジャクシが狂喜乱舞?
専門的なことはまったくわからないけど、クラシックに現代音楽が絶妙に混ざってる感じというか。それでいて耳馴染みはよいのです。このバランス感覚は天才的。
特に最後の曲は、ワルツったってこれ、どーやって踊るのさってぐらい、狂気に満ちたワルツ。
終盤のものすごい迫力に圧倒されました。
この穏やかで物腰柔らかなピアニストのどこにこんなパワーが秘められているのか?
ラヴェルさんと言えばボレロぐらいしか知らなかったけれど、この人の曲、他のも聴いてみたいと思った!ト音記号

公演終了後、次回の公演チケットを買い求める紳士淑女多数。

これから愛知、北海道、大阪、東京も回るそうですニコニコ

ヴォカリーズ/小山実稚恵

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