自分を大切にする時 | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

自分と心中


ってタイトルにしようとしてやめた。笑

 

今、インドのニュースを見る度に感じるapocalypse感、黙示録感は、私の現実とは違った高揚感なのだと、


気持ちを落ち着かせて過ごすことが出来ている。

 

この退廃した高揚感、世界が終わってしまうみたいな新聞記事に、ドキドキした若き日々を思い出す。笑

 

分かるのは、こういう外界の第変化は「今まで以上に自分を大切にする時期が訪れていますよ」というお知らせなこと。

 

インドの悲しいニュースを優しく包み込む様な夕焼けでした。

 

追い詰められたと脳が勘違いして刹那的な行動をしかねないけど、それでは後悔する判断につながる。と、若い頃の失敗の数々が教えてくれる。笑。現在インドの大都市で起きている医療崩壊も、全土には当てはまるわけではない。

 


明日辺り、ここインドの地方都市チャンディガールでも長期のロックダウンが発表されるのか、されないのか、と言うところ。私としては、そんな中でも外的状況に翻弄されて動くのだけはご免だ。

 


インドの厳し目都市封鎖と言っても、出来なくなる事ばかりでもない。

 

ワクチンだって、打つ選択した人たちも打てない状況になってきていて、そうではない私は静観するのみ。

 

帰国勧告が出ても、帰ることが出来る条件の人がいて、そうでない人もいて、

 

一方で「帰らない」というプランBを既に進み続けて来た人もいる。

 

1つ1つ、悔いのない選択が誰もに突きつけられている感じ。

 


まるで「急かされているような」「焦らされているような」感じがする時ほど、それは幻である可能性を疑ってみている。


いつだって納得の行くまで迷う自由はあるし、自分を貫く選択をすることも可能なもの。時間は平等に与えられている。焦ってしまって自分の心に従えない可能性と同じ位に。


 

まだ少しだけ若い夫には、焦って揺れる言動が見え隠れするので、慌てる必要はないと言ってみるのだけど、パニック映画にハマって楽しんでる時に、電源抜かれたくはないだろうな、と。勝手にしろ。笑

 


夏はゴーヤのサブジが身体に沁みる。美味ーい!




ここチャンディガール市の大学病院PGIでも、昨日辺りからベッドに空きがないそうだ。酸素ボンベの供給不足がギリギリ回避された事例もあった。今のところは落ち着いて静観できている状況。

 

 

インド在住のSNS仲間さんたちの中には、同じアパートで感染者が出たり、知り合いが亡くなったり、ご自身も感染したり。そんな記述を目にする事がグッと増えたこの1週間。


私たちの知り合いで重症者はいないけど、異国の地で得た貴重な知人を突然失う悲しみは想像出来る。

 


私たちの結婚式で、私の身支度や段取りの一切を側で手伝ってくれた友人Nちゃんは、少し前にデリーで感染して回復したみたい。夫の友人知人はほぼ田舎にいるので今のところ難を逃れている。

 


そんな中、1月に何度か電話をくれて以来、消息不明になってしまった友人がいる。


ブログにも何度も登場している、隣町に住むドイツ人のおばあちゃんハイジ。毎年、新年に私たちから彼女にカレンダーを届けるのが恒例になっていたけど、今年はコロナの影響でいつものカレンダー

(夫の取引先のノベルティ)が配布されなかった。それで「ゲットしたら必ず届けるから」と約束していたのだけど。 。



先日はハイジの誕生日。Facebookがリマインドしてくれた。彼女のタイムラインを見ても、今年は何故か誕生祝いのメッセージを書き込む人がいない。1月末から既読にならないメッセンジャーにメッセージを送るのが精一杯。


そして、まさにその日の夕方、夫が「今年のカレンダーがやっと届いたよ!」と、立派なカレンダーを持って帰宅した。もう、4月末。一瞬、もっと早く着いてたらと頭を過ぎる。


彼女の誕生日に届いたカレンダーは、返事のこない彼女からのメッセージのようだった。まだ詳細を尋ねる勇気はないけど。


落ち着いたら必ず会いに行こう。



ロックダウンでも必需品を買いに通りに出れている。

 


今日は週末ロックダウンの2日目。去年と違って朝起きるのがちょっとダルい。身体を引きずって赴く屋上バドミントンも気合が入らない。出口が見えない事を、外界のせいにしてしまっているからか。

 


出口なんて自分で決めれば良い。

 

そう決めて動く人は沢山いると思う。

 

外の何かに頼っていても自分の道を進めない。

 


帰国した人、しない人、決して比べないようにと思いながら一応シミュレーションの妄想はしたりして。笑。


でも私は、やはり、何度魔がさそうが帰らない選択をし続けている。それは誰のせいでもなくて。

 

誰も見た事のない道を行きたい。


ただそれだけの本能のようなもの。



2週間前に実家に送った荷物がようやく着いたようで、母や姉から写真が送られてくる。送ったインド綿のワンピースを着る7才の姪っ子と、隣ではしゃぐ甥っ子の写真。


会いたくて泣きそうなるけど、お互い大丈夫なのも分かってる。

 



インドのニュースを見た友人たちからの温かいメッセージが本当に有難い。ウチはと言うと、夫は週末ロックダウンで休みになって相当嬉しいみたいで、つかの間の自由を楽しんでゲーム三昧。


毎朝コーヒーを淹れて起こしてくれて、ランチはカリー&ライスを作ってくれて、珍しく夜は晩酌したり。久々に2人でゲラゲラ笑って過ごしたり。

 

相変わらず、大丈夫。笑

 

「気を付けて!ワクチン打つの?」ってくれた友人はアメリカ在住。累計感染者数ではアメリカの方がずっと多いんだよね。すごく怖かったはず。最近知り合ったイタリアの子からも「去年は大変だった」と聞く。それぞれの場所や状況、個人の選択によってワクチン等の対応も一律ではない。答えは決して1つではなく、自分の道を行く以外の正解はないなと思う。

 

 

去年の様な長期ロックダウンが発表されたら、私たちは夫の実家の村に疎開する。畑や自然の山や森の中で、また人間や精霊や魔物や昆虫と向き合うと思う。そっちも相当しんどいけど。笑

 

明日の市のトップの協議で決まるかな?ロックダウンと聞いた途端に村に向かって走り出したくなる夫をなだめて、準備万端終えてからゆっくり行くとは思う。

 



本日外務省から出された注意喚起の一部です。


さて本日、インド在住の日本人に向けて外務省から帰国勧告に近い注意喚起が出ました。


日本は自国に帰ってくる人たちを万全な体制で受け入れる事が可能な先進国。これまで築き上げて来た民主主義のシステムがあり、命を優先する基本的人権が掲げられ、教育水準も高く、相手を思いやろうと決めたら出来ない事はない人たち。


インドから命からがら帰国する同胞は、見えないところで日本のために働いている。温かく迎え入れられますようにと願うけど、そうじゃない奴はどーでもいいわ。ウィルスいじめとかウケる。



色々逞しいインド(笑)と洗練された日本が協力出来たら、世界は前進する気がしてならないのですが。


ウチはまだまだだな。。笑