毒をくらわば皿まで | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

長文ですし、ネガティブが苦手な人はスルーして下さいね。

 

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日曜の朝。毎週いつもより1時間遅れで会社に行くのでダラダラしてる夫に、

 

「また停電してる!コレいつ直るの!ねえ ?」と言うと、

 

スマホを手にじーっとこっちを見つめている夫。

 

「ねぇ停電!いつ直る?」と、再度私。

 

すると夫は、こっちを真っ直ぐ見据えたまま、

 

「君はこの停電、僕が起こしてると思うの?」と。

 

えぇー。オエーーー。そうじゃないけどサ。

 

でも停電したままだと家事も進まず超絶退屈なので、反省なくまた非現実的な催促をし始める私。

 

「どこか行こう!もー退屈!もう日本に帰りたいー」と。

 

夫は真顔で呆れて、お風呂を浴びに行った。それで(チェ、つまんない)と思って立ち上がった瞬間、

 

ぐにゅきっ!!

 

と、左の腰がニュッキリ腰に(ギックリよりは軽め)。

 

ついに私、ここまでヤサグレたかという感じ。それで身体はそれ相応の症状で現実を突きつけてくる。

 

私、文句を言っている自覚はない。

でも、いつも一言多くなる。

退屈すぎて確実に夫に絡んでる。

 

 

夫は呆れ切って「ご飯いらない」と言ってたけど、「せっかく作ったから食べてね?」(腰を痛めてまで作ったワレの飯が食えない?)と言うと、遠慮がちにあらかた食べて、ササーっと出てった。

 

その後小1時間で電気は戻ったけど、腰が。。。(泣)

 

 

停電のお供、マギー。でも「インドの国民食」のプライドを蹴散らかして、醤油仕立てにしてやる♡

 

 

実は昨日も何も出来ずに落ち込んでた私。と言うのも昨日の朝7時、夫の友だちから電話がかかって来て。

 

「今チャンディガール着いた。今から行くから」と。

 

うぎゃああぁ!?ってなった。一体何度、アポなしで家に男友達を呼ばないでとお願いして来たことだろう。しかも朝!ワンルームなので、私はシャワーも身支度もできないってこと。昨日の時点で言ってくれれば、(理想の妻)みたいに?迎える準備も出来たのに。

 

しかも電話の時点で夫「ココには来ないよ。近所の同郷のKの家に来るんだって」と言ってた。それがウソか本当かも分からない。私が怒るのを恐れて、目先の言い逃れをするのが常になってるから。

 

案の定、ラジャスターンから帰省途中の友人Bは、ウチにやって来た。でも私、挨拶とチャイだけ淹れてあとは部屋で休むことにして、夫とBにはアパートの共用スペースで過ごしてもらって放置。

 

夏に私が3ヶ月一時帰国している間に、どうも夫は男友だちを部屋に呼んでいたらしい。Bもその1人。いない間は仕方ないけどさ。しかもラジャスターンからチャンディガールまで16時間のバスの旅、これから村まで更に6時間かけて帰るから、途中シャワー浴びたいのも分かる。

 

でも、私は嫌なの。

 

いやマジで。これだけは妥協ナシ。

 

 (でも夫が友人を送って行った後、バツが悪くて一日ゾンビで過ごしたという。)

 

 

それにしても最近またちょっと、精神的に色々来たか?

 

インド疲れを癒す南国の花々。妖精って絶対いるよね?

 

 

インド人の理解出来ない言動への抵抗が多すぎて、今朝も夫に当たって、下らない要求をしてコントロールしようと試みたし(無理ーで終了)、

 

あと、ちょっと潔癖症ぽくなってる。昆虫や動物や、何かとインドスタンダードな衛生状況で潔癖症になるのだけは避けたい。自分で自分を追い詰めるだけ!

 

 

先週は、また村へ行っていた。

 

正直私は行きたくないとゴネていた。物入りなディワリ前なのに、友だちの結婚式だから服も新調したりお祝いも用意しなきゃだし。それに夫の独身の友だちなんて、どうせ悪友ばかりでしょーって、偏見があって。

 

でもいつも家に居てばかりだから、小旅行気分で外の景色を見るのは楽しかった。あと、田舎の結婚式の一部始終を見るのは初めてで(自分の時は何も見えてない)物珍しかったのはある。

 

でも夫の実家に行くと気が重いのは、行く度に責任責任ー!と夫に色々言いつけてるお義母さんの言動と、集まってくる親戚の対応をしなきゃならないこと。

 

「仕事」だと思えばいいのかね?

「家」だと思ってると、一向に無理な要求には応えたくならないんだけど。

 

「家」だと思って寛げる日がいつか来れば良いけれど、今は言葉も通じないし、私の思いを伝えて中間点を取ることも出来ないので、相手は言いたい放題。

 

景色はこんなに美しいのになぁーって思って眺めた帰り道。。。

 

 

夫の従兄弟で警察官のバイヤジーに「日本酒が飲みたい」と言われても、何人いるか全貌の見えない従兄弟の1人に安請け合い出来ない気がして、オロオロ。

 

もう1人のバイジャジーは終始、自分の発言に同意を求めて(どう思う?)的な視線をくれるけど、知らんがな!

 

結婚式に出席するから、自分の中では一番のお気に入りの服を来て行ったのに、従姉妹のバビジーたちは口々に

 

「早く着替えないと遅れるよ」って(泣)。

 

やっぱ外国人には実際、期待が多いと思う。

 

普通に楽しみたいのに

全くリラックス出来ない(悲)。

 

今回はお義母さんまで、私がコトバが分からないをいいことに、色々言い始めた感じ。

 

(分かってたら即ケンカです)

 

お義母さんがワーワー言ってた後、夫に「さっきお義母さん何て言ってたの?」と聞くと、

 

「お前たち(夫兄弟)も、嫁も何も出来ないんだったら、一体誰がご飯作るの?」って。

 

ハァアアァ???(私)

 

↑て、なったりしてた。笑

 

「また聞き」すると、本当心臓に良くない。私も今、自分の感情をコントロールする自信ないから、本当やめて欲しい。

 

 

私たちが訪ねて来る前、お義母さんは義実家をキレイに片付けていた。すぐ隣の家で結婚式だったので、炊き出しで3日間は料理しなくて良いと見込んでたんだろう。もちろん台所の道具もしまわれていて。でも私、

 

「私が料理してあげよう」と思ってしまった。

 

結婚式も終盤、豆や乾物を戻して使うカレー三昧に飽きたのもある。新鮮な農作物が庭に豊富に実ってるのに、コレを食べない理由はないと思って。

 

それで「お鍋どこ?油どこ?」と何度かお義母さんに聞いてたら、お義母さん「私がするから」と言い出した。「私がします」と言ったものの、確かにそっちの方が早いので(一緒に作ればいいか)と思って作業を始めた。

 

そしたらチャパティーを焼くタワ(平たいフライパンみたいの)を強火にかけたまま、お義母さんがどこかに行った。しばらく帰って来ないので、どうしたんだろう?と思いながら、火を消して待っていた。

 

すると離れの家から、お義母さんが何か叫んでる声。外に出て見に行くと、離れの家で結婚式の立席者と飲んでいた夫と義弟が出て来て話している。それを見たお客さん、全員ワラワラ〜と、隣の家の結婚式へと帰ってく。笑

 

その時点では何が起きたのか分からなかったんだけど、その時叫んでたのが、後に夫に聞いたあのセリフ↑。

 

夫はその後で「でも(嫁が何も出来ないのに)とは言ってなかったかもー。とにかく僕ら(実子)に働けって言いに来たんだよ」と誤魔化してたけど、気を遣わせてすまぬのぅ。

 

 

お義母さん、久々に楽したかったんだね。笑

 

それにやっぱり、私が要領を得ないせいで、お義母さんなりに気を使ってる。というのが、ハッキリ分かって良かったことでもある。

 

それと、せっかく新築した自分家の離れが、近所の家の結婚式であふれた「飲みたい組」の宴会会場に使われてるのも、内心嫌だったんじゃないかな?

 

この家、夫に嫁が来る日のために建て始めた離れで、今は私たちの家でもあるんだけど、正直私も、挨拶もせずに人の家に上がり込んで(別部屋だけど)、夫と弟と男どもだけで真夜中過ぎまで盛り上がるの、いい加減にしたら?って言おうと思ってたとこ。


結局、お義母さんには共感する所も多い。


こんな田舎の半自給農家で急に夫を亡くし、家と畑を仕切って来たお義母さん。

のどかに見えるけど悪ガキも多いし、モラルを欠いた大人もいる。実際に、誰かが見張っていないとヤバいのだ。

 

私なんて、夫と夫の友人を扱うのでさえ発狂しそうになる事もあるのに。男尊女卑ではないけれど(女性を大事にするのが家の繁栄という女神信仰が強い)、表向きは男性優位社会で、男に負けずに家を守るなんて。。大っ変。。。

 

 

夫の新調したシャツにまで、日本語で命令すんな!とキレそうになる。笑

 

 

今週チャンディガール市に帰って来てからも、何か気まずくて夫に義母さんからの電話があっても出れない私。ま、呼ばれないしねー。笑

 

停電、夫の友人の襲来、また停電、ギックリと、パッとしない。

 

私、出来れば夫の友人には好感を持たれたいと思ったし、

夫の親戚にも気に入られたいと思っていて、

そういう自動的に「円満」なのを描いてたんだけど。

 

現実は、多分違う。爆

 

外側取り繕っても、それってイミないんだよね。

 

嫌なコトは嫌。

許せないのは許さない。

無理なことは無理。

 

そういう線をハッキリさせた上で、誠実にガチで付き合わないとウソになる。

 

国際結婚なんて、領土侵入問題になるよ。

(ものの喩えです)

 

それでも私と付き合ってくれますか?って、思ってる。

 

夫は毎回私がキーってなる度に、タジタジしながら学んでくれてると思う。プライバシーとか、女性の自立心とか、基本的な人権の概念さえ、このド田舎にはなかったコンセプトで、それは仕方がないけれど、学べばよろし。

 

毒をくらわば、皿まで。笑

 

良いコトばかりじゃなくても、悪いと見えることからも、深く学ぶことができる。

 

そんな意気込みが続くのもいつまで?と思うけど、心を開いて、よぉ分からんインドのド田舎に導かれた大きな意図を信じて、今日はとりあえず安静に過ごします。

 

それにしても、私も相当な分からず屋だけど、

お義母さんもかなりガチな頑固者だろう。

 

インド占星術的には(突然)双方激しいマンガリーク(火星の凶位置)ってことで、

 

相手にとって不足なし、ってことになるらしいけど。笑

 

美しいと言えば美しく、毒々しいと言えばそう見えてくる。何故人は、インドに惹かれるのか?笑
 
インスタやってまーす♪