サトルボディヒーリング第29回:(2)シンクロニシティ
「サトルボディヒーリング」シリーズ第29回:「サトルボディヒーリング トレーニングについて」
このブログシリーズは、ユニティインスティチュートで開催されている「サトルボディヒーリング」のご案内として連載しています。
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前回から、『悟りのシンクロニシティ』の翻訳者、市場義人さんにご登場いただき、ご自身の体験も交えて「サトルボディヒーリング」から学ばれたことをお話ししていただいています。
前回はその一回目として「受け入れること」についてお話ししていただきましたね。
さて今回はその二回目、「シンクロニシティ」についてお話してくださいます。(^^)/
では、市場さんお願いします。
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「(2)シンクロニシティ」
サトルボディヒーリング(SBH)の紹介、第二回目です。
前回はハートからの受容についてでしたが、今回はSBHとシンクロニシティとの関係について書いてみます。
シンクロニシティは、とても深いテーマです。
この言葉は最近よく聞くようになりました。
SBHを教えているリーラ、プラサード、アルヴィナによって書かれた『悟りのシンクロニシティ』(出版社ヒカルランド)でもシンクロニシティについて書かれています。
シンクロニシティの言葉の意味ということになると、
辞書を引くと「共時性」とか「同時発生」とかの訳語を見つけはするのですが、
本当のところ、ハッキリとした定義があるわけではありません。
サトルボディヒーリングではハートを入り口にし、またハートの働きをヒーリングの基盤にしていると言えます。
そのハートの働きのひとつがシンクロニシティだと定義しています。
ハートを入り口にして内側に入る理由は前回、「受け入れること」の中で説明しました。
ハートの「受け入れる」というはたらきのおかげで、自分のものでも人のものでも、内側で起こっていることをありのままに見ることができるのでした。
その上で例えばつらい感情でもただともにいることで変容の可能性が生まれます。
このようにしてハートの中に入っていきます。
内側の世界は同心円の層をなしていて(『悟りのシンクロニシティ』を参考にしてください!良い本ですよ!)、意識の多重構造になっています。
その図を見てもわかるように、外側から肉体、思考、感情の層があり、
中に入るにつれてエネルギーは精妙になっていきます。
内側深くでは、たとえば私たちが心から欲しいと願うような質である、
愛、慈悲、勇気、感謝、喜び、信頼、許しなど、
本質と呼ばれる性質が存在する層があります。
この層に触れ、そこにある本質につながるだけでも、私たちは生きている意味を感じることができます。
サトルボディヒーリングでもチャクラの本来の働きを取り戻すのに、
この本質を呼び起こすことが大切な方法のひとつになっています。
さて、本質の層よりさらに深い場所があります。
本質からさらに一歩、内側に入ると、私たちは中心にたどり着きます。
中心とはどんなものかは、あまりに深くて私はそのほんの少しを経験したにすぎません。
中心に入ると、そこは安らかで、沈黙し、深い夜の空のような感じがします。
これは人によって皆経験の仕方が違うそうですが、私の場合はそんな感じです。
そしてこの夜の空には果てがないように感じます。
深く、深く、どこまでも入っていくことができるような気がします。
そして、そのハートの中心で起こることのひとつがシンクロニシティなのです。
この場所は、日本の禅の伝統的な表現では「空」や「無」などと呼ばれる性質をもっています。
そのように呼ばれるのも、この場所あるいはスペースでは、
エネルギーの個体的な性質は失われ、何もないかのように感じるからです。
私は自分の経験として語ることはできませんが、
今回来日しているリーラの言葉では、中心は、無形(形のない)のスペースであり、
源泉であり、そこから私たちの外側をなしている形ある状態が生まれるのだということです。
私たちは無形の源泉から生まれ、形をもち、そして無形のスペースに戻っていくのだというのです。
さて、シンクロニシティに話を戻すと、この中心のスペース、空のスペースは、自分のものと言うことができません。
なぜならこの何もない(かのように感じる)広大なスペースは、誰もがその中心に同じものをもっているからです。
そう、私たちは内側の「空」「無」のハートの中心のスペースを共有しているのです。
空の中に入っていくと、それが自分だけのものではないことが感じられます。
私たちは肉体を始めとして、個々の人間が個性をもって独立していますが、
深く内側に入ると個人はいなくなり、人はみな同じスペースを共有しているのです。
サトルボディヒーリングをはじめ、エッセンシャルライフコンサルティングなどユニティインスティチュートで行っているメソッドはすべて、
中心において私たちがつながっていて、ひとつであるという事実をその基盤においているのです。
このハートの中心でひとつでありながら、
同時に独立した存在であることを感じ続けることを
ユニティインスティチュートでは「シンクロニシティの状態にいる」と言ってます。
実際にサトルボディヒーリングを行うときには、自分のハートの中心で相手とつながります。
ちょうど井戸を掘って中に入り、中心を通して別の井戸から別の個性を持った人とつながるというようなことが起こっているのかもしれませんが、感覚的には人が共通してもっている中心を通して私たちはつながることができる、という感じです。
このシンクロニシティの状態に入ると、個性をもちながら、同時にひとつである私たちの間に、外の世界の法則では考えにくい現象が起こることが可能になります。
私たちは響き合うのです。これが「共時性」と呼ばれている現象の実際の姿ではないかと思います。
サトルボディヒーリングのプラクティショナーとしては、シンクロニシティの中で相手と響きあい、相手のエネルギーの状態を自分のことのように感じとります。
(同一化するのではありませんので、ご心配なく)
深く、内側に入り、ハートの「受け入れる」という働きの中で相手を鏡のように映し出し、さらにハートのビジョンや、知恵にアクセスしながら、私たちは目の前に展開する相手の個性のドラマが、それを超えた普遍性、何かより大きなものとのつながりというバックグラウンドの中で展開していくのを見守ります。
これがリーディングです。
シンプルに相手のエネルギーをリーディングする、という言い方をするのですが、
実際は、中心でのシンクロニシティの現象の中で展開する神秘的なできごとなのです。
先ほども言いましたが、ハートの中心は誰もが共有しているスペースです。
その中で起こる現象のひとつに、中心には距離がない、というものがあります。
中心は無限に広大でありながら、同時にひととのつながりにおいて距離が存在しません。
ですから、サトルボディヒーリングも、中心を通して相手と自分がひとつになることで、たとえば日本にいながらドイツに住んでいる人に遠隔セッションをすることもできるのです。
そしてそのパワフルさは、目の前にいる人にセッションを行うのと変わるところがありません。
方法や理論はともかく、このような遠隔ヒーリングや祈りによるヒーリングの効果については、科学者たちが厳格な実験を行い、実証されるようにもなってきているということです。
『フィールド 響き合う生命、意識、宇宙』リンマクダカード著 参照(http://p.tl/Zur7
シンクロニシティは、言葉で説明すると上のようになるのですが、その状態は独特の経験です。中心のスペースの中で、自分という感覚をとどめながらも、より大きなもの、知恵ある意識の空間の中に身を置いて、自分自身もそこで展開するヒーリングのはたらきの目撃者になるのです。
サトルボディヒーリングの醍醐味、すばらしさのひとつがシンクロニシティの経験にあると言えるでしょう。
サトルボディヒーリングはシンクロシティで始まり、シンクロニシティで終わります。
みなさんもサトルボディヒーリングに興味をおもちなら、ぜひこの感覚を味わっていただきたいと思います。
人生に対する感じ方、考え方が大きく変わるかもしれません。
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