「内なる引き寄せの法則」とジェームズアレンの「原因」と「結果」の法則 | ユニティインスティチュート

「内なる引き寄せの法則」とジェームズアレンの「原因」と「結果」の法則

「内なる引き寄せの法則」とジェームズアレンの「原因」と「結果」の法則


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ユニティインスティチュートでは「内なる引き寄せの法則」を教えています。
http://unityinstitute.jp/livingyoudestiny/

ユニティインスティチュートで教えている「内なる引き寄せの法則」と
ジェームズアレンの『「原因」と「結果」の法則(AS A MAN THINKETH)』
との違いについて、書いてみたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4763195093/oshoartunity-22/ref=nosim


ジェームズアレンのこの本は聖書に次いで一世紀以上ものあいだ、多くの人々に読まれ続けている本なのだそうです。
ある意味では、近年ベストセラーとなった『ザ・シークレット』の元祖とも言える本です。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4047915572/oshoartunity-22/ref=nosim

ジェームズアレンはこのように書いています。



「この小冊子は、私の瞑想と体験の中から生まれたものです。
・・・・
(この本の)目的は、できるだけ多くの人たちが、自らの手で「自分こそが自分の人生の創り手である」という真実に気づくのをうながすことにあります。

私たちは、自分が選び、めぐらしている思いによって、自分の人生を創りあげています。
心は、人格という内側の衣と、環境という外側の双方の、熟練した織り手です。そして、それらの衣は、これまでは暗闇と苦悩の中で織られてきたのかもしれません。
でも、それらは、そもそも幸せの中で織られてしかるべきものなのです」



この本の主張をひとことで要約すると
「人は誰しも、内側で考えているとおりの人間である」ということで、
「私たちは、文字通り、自分が考えているとおりの人生を生きている」ということです。

そして私たちの人生は「原因と結果」の法則によって創られている、というふうに述べています。

「私たち人間は、強さと知性と愛をそなえた生き物です。
 と同時に、自分自身がめぐらす思いの主人なのです。
 私たちは、人生で直面するどんな状況にも賢く対処する能力と、
 自分自身を望み通りの人生に創りあげるために使うことができる、
 変容と再生のための装置を内側にもっています。」

「外側の世界である環境は、心という内側の世界によって形づくられています。」

つまり、自分の思いと考えが原因となって、外側の環境も含めて、
自分の思い通りの人生を創りあげていくことができるということを述べています。

他方、ユニティインスティチュートでも、人生の創り手は自分自身であり、
自分自身に人生の責任があると考えますので、そういう意味では同じです。

また、その本が著者の瞑想と体験の中から生まれたものであるということにおいても似ています。

しかし、「内なる引き寄せの法則」では、人生の同心円の層を考え、
外周には身体、思考、人格、行動、想念、
内側の2つ目の層:感情
3つ目の層:才能と強み
4つ目の層:本質としての正直さ、愛、知性、信頼、勇気、慈愛、強さ、等々。
まん中の層:中心、空(くう)、スペース、 無心、仏性
というふうに分類しています。

従って、ジェームズ・アレンのいう思いや考えというのは、
「内なる引き寄せの法則」では外側の層に属していることになります。

そして、外側の層だけで生きることは、
ともすれば自分の思いや考えに葛藤を生じやすくなったり、
混乱や恐怖を作りやすくなるので、
より内側の本質の層につながって生きることの大切さを説いています。
そうすることによって、本当の自分を生き、自分らしい人生を生きることができるようになります。



「より外側の層で生きていることは、少しも悪いことではありません。
実際、生きていくためには頭を使う必要があるし、
行動を起こす必要もあり、油断なく目を見張り、
周りの人たちや世の中に目を向けるために外側に焦点を合わせる必要があります。
ただ外側のサークルの層で生きることが、
痛みであったり、混乱を引き起こしたり、恐怖に満ちている必要はないのです。
より内側にあるサークルの層の中で自分の内なる本性につながり、
自分の本当の中心につながっているなら、
より外側のサークルの層で生きることが喜ばしく、
やりがいのあるものにもできるのです。
外側のサークルの層で生きることがひどく自分を狭めてしまうのは、
自分の本質を忘れたときです。
この徴候に気づくことは、自分の気づきを広げ、
内側の本当の性質につながるために、大切なステップになります。」

「自分は何者だろうと考えるとき、
人生の同心円のどの層で生きているかが、その答えを決めます。
ほとんどの時間、外側の層で過ごしているなら、
自分とは誰か分かったつもりでいても、
それは自分自身のほんの小さな部分かもしれず、
しかも移ろいやすいものです。
外側の層では、注意が向けられるのは表面だけで、意識は外向きに、
自分の周りにあるものに向かいます。
外側の層にしか気づいていないと、
外を見て、自分が何者であるかを定義しようとするでしょう。
内側に向き、そこにあるサークルへとつながっていくにつれ、
自分のほんとうの性質、ほんとうの自分を中心に置いて生きることができるようになります。
これにより、安定、安心、それに家に戻ったという深い感覚が得られます。」