どもども。銀河英雄伝説を新書版で読んで、善と悪の戦い何てモノがないと知ってビックリした学生時代を思い出している小市民です。


 さて、フロンティアを開拓し始めてから二ヶ月半が過ぎまして、褪せ人が踏み入っていないエリアが無くなっております。

 前回弓メインで2キャラ目を作成いたしましたが、序盤はともかく王城あたりまでくると火力に問題が出てまいりました。

 小市民のイメージは米軍のスナイパーみたいな褪せ人が快進撃をする予定だったのですが。


 そもそも弓という武器は矢がないと攻撃ができません。

 そしてノーマルの矢はともかく、異常状態を付与するような矢については、数を揃えるとなると元手がかかりすぎるのです。

 いや、作ることもできます。

 しかし、道具を作るには材料が必要なのですよ。

 攻略を進める前に狩猟を行わないといけないという、もはや RPG ではなく開拓シミュレーションになってしまいました。

 堪え性の無い小市民はそこで次のキャラ作成にかかりました。

 以前より気になっていた祈祷キャラです。

 竜の似姿を持ち出し、祈りの力で毒や出血等を呼び起こすアレです。


 まぁ、序盤は辛かった。

 回復を1・2回余計に持っているだけの、ほぼほぼ近接キャラですから。

 そもそも、小市民はアクションや立ち回りが苦手なので、遠距離から敵を倒していく道を選んだのですから。

 つまりは、近接戦闘なんてものを三周目にしてようやく真面目に取り組むハメになったのであります。

 まるで初めて父親とキャッチボールで遊んだ幼子のような小市民の近接戦闘は、稚拙ながらも2週分の経験値で下駄を履けたお陰でしょうか、なんとか雪原まで進んでまいりました。

 ここで、やっとのことで本題に入ります。


ーーー


 有名なルーンの稼ぎ場所であるモーグヴィン王朝の入り口ですが、オフラインでたどり着くためには、憎き「血の貴族」を撃破せねばなりません。

 劣化版のティシーを相手にするようなもんです。

 しかし劣化番なのに、劣化しているのに、ティシーを既に持っているのに、何故か勝てないという情けない小市民なのです。

 そこで小市民は考えました。

 せめて遺灰を使えれば、と周辺を走り回りましたが、そんな場所は見つかりません。

 そこで、血の貴族と周辺のモブをぶつけてやればよいではないか、と考えました。

 そうして血の貴族を呼び寄せ、凍りついた川まで後退していたときのことです。

 血の貴族はチキンな小市民を見限って帰ってしまいました。

 まぁ、帰ったものはしょうがない。

 もう一度血の貴族を呼び・・・呼び出・・・てこねぇな。

 まぁ、ついでに周辺を探っておくか。


 ・・・あれ?

 ワープがある・・・?

 まぁ、とは言っても起動できないはz・・・?あれ。動いた。

 倒さなくても行けるのか!


 学生時代、善と悪も正義と悪行も人の都合によって恥ずかしげもなくコロコロその姿を切り替えるものなのだ、と知ったとき以来の衝撃でした。

 たった二ヶ月程で開拓され尽くしたエルデンリングではありますが、時折こんな七不思議が陽の目をみるのだから止められないのでしょうか。


 何が嬉しいって、状態異常を祈祷で解決できるのが嬉しくてしょうがない小市民でした。



 あなたのゲームライフと現実生活に幸ありますように。