まるっきりゲームの内容に触れていない小市民です。
・・・まぁ、備忘録的なものだし、いいか。
さて、購入金額を損した感と期待が大きすぎて失望した感がマーブル模様になっているところへ、こういうゲームができていい時代になったというチョコチップを散らしたような (大分意味不明) 小市民の感傷で前回はおわりましたが、今回はすこしゲーム内容に触れます。
※ 注意:本稿は「こんな感じだよ」というのを紹介するだけです。攻略記事ではありませんので、この先読み進めていただく際にはご注意ください。
※ ちなみに今回も毎度のことながら長文になりました。読み進める際はご注意ください。
まず冒頭で当然キャラクター作成になりますが、まずは人種の選択、人種によっては氏族まで選ばないといけません。
種族だけで9種。特定の種族に至ってはそこから氏族を決めます。
もうこの時点で、何を選べばいいのかさっぱりなのです。
※ 最終、何で作っても楽しんだもん勝ちなのですが。
そして忘れてはいけないのが、職業選択。
ゲーム内ではクラスと言われております。
16クラスあって、それぞれのクラスに4つの種類があります。
計64種。
(例)アルケミスト(錬金術師ですかね。わかりやすい表現だと):アルケミスト、擲弾兵、生体解剖者、外科医
擲弾兵(てきだんへい、という読みかと思います)というあたりで、意味がわからない。
錬金術って、パンと両手を合わせたら地面から槍が湧いてくるんじゃないのk・・・と思ったあなた。
漫画の読みすぎです。
クレリック(僧侶や神官と思ってください)あたりは職業のイメージがつきやすいのですが、使徒招請者とかエから始まるロボットアニメですか、と思ってしまうし、経典主義者って戦闘で働けるの!?という世界で、一事が万事この調子で進むのです。
ちなみに、善神だけではなく悪神も選択可能ですが、ここで属性というのが関係してきます。
人間性という感じでしょうか。
おおまかに善やら秩序やら混沌なんぞがあって、その中でも混沌よりの善とかあって本当に意味不明。
でも、メインシナリオではNPCへの回答によっては属性が変化してしまう事態がありまして、特にクレリック等のクラスだとクラスの特有魔法が使えなくなる事態もあるようです。
一般市民を虐殺してヤッホーイとお祭り騒ぎする人が善神の信徒で、しかも神様に向かって「警官に撃たれたけれど、あんたの信者だから俺の傷直してよ。頼むぜブラザー!」なんて言われたら、そらぁ神様も呪いや天罰の四つや五つばら蒔きたくなるでしょうよ。
それはともかく。
その他にもクラスや種族の特技とか技能を選択しなけりゃだし、場合によっては信仰する神様と使う呪文の系統を選択して、ことのついでに能力値も割り振って、外見・名前・誕生日を決めてやっとこさキャラクター完成です。
能力値割り振りのあたりでやっと理解できそうな内容が来たと思った小市民ですが、魔法使いに必要なのは、このゲームでは知力ではなく魅力なのを知って、小市民の常識は打ち砕かれました。
キャラ作成を一回といわず、数回失敗して作り直して何度もリスタートしたのは内緒です。
学校卒業したての新入社員のような困惑の長時間を乗りきれば、やっとゲーム本編です。
小市民は攻略サイトでおすすめビルドを見て、それを参考に ーそのまま拝借ー して、かつイージーモードでゲームを進めました。
ちなみにゲームモードは複数用意されてます。
ストーリー、イージー、ノーマル、チャレンジ、ハード、アンフェア、そして細かすぎる設定をお好みにできるカスタム。
チャレンジ以降は背景に必殺シリーズのような血飛沫があるので、アカン難易度なのでしょう。 (アンフェアの説明だと、敵から受けるダメージ二倍とあります。かつチャレンジ以上は赤字の注意書も···)
内容としては、TRPGのエッセンスがほどよく盛り込まれているディアブロという感じでしょうか。
それよりも過去何作もPCで発売されているD&Dのゲームと言えば良いのか。
そんな感じのゲーム内容ですが、TRPG感がほどよくコンシューマーゲームになっていて、操作の難しささえなければ、非常に大好きな分野のゲームです。
しかし、ひとつ前の記事でも述べましたが、このゲームの楽しさはキャラの作成とビルドなのだと小市民は思っております。
このゲームの面白味だと思っているキャラビルドというのは、よくMMOなどで使われているビルドとはひと味違います。
※ また細かい話になります。ご注意ください。
通常、敵と遭遇した場合、武器で倒すとか火の玉や氷の吹雪で敵を倒すという流れになるのが、RPGゲームにおける基本思想です。
しかしD&Dを始めとするTRPGにおいては、交渉で改心させるのは立派な経験値の獲得手段であり、魔法においても攻撃魔法をぶっぱなしたり眠らせたりするだけが戦闘じゃない。
茂みに隠れて、自分とは離れた方角に石を投げて、敵がそちらに注意を向けている間に逃げ出すのも立派な戦術。(ゲームシステムによってはこれで経験値入るものもあります。勿論、その行動における成功判定を乗りきれればの話ですが)
しかしながら、現れたゴブリンやコボルドに対して、笑いだして止まらなくなる魔法を時間をかけて詠唱してやろうなんて思う余裕は、小市民にはありませんっ!w
※ ちなみにゲーム内には本当にそういう魔法が存在します。魔法をかけられる側が一定以下の知力ステータスだと、魔法の効果が出ないようです。(ゲーム内の魔法の説明文より)
またある呪文の説明文を抜粋します。
「術者は気品に満ちた罵倒を行い、目標は耳を傾けることしかできなくなる。目標は恍惚状態になる。目標にダメージを与えると自動的に効果は終了する。」
(ゲーム「パスファインダー : キングメーカー」内、リタニー・オブ・イロクエンスという呪文の説明文。原文をそのまま抜粋)
罵倒されて恍惚状態になる呪文、ってどういう状態か是非知りたいんですが!
鞭持ったお姉さんに罵倒されて恍惚としている変態お父さん?
いや、その前に、気品に満ちた罵倒って辺りがそもそも想像がつかない。
イギリス紳士とかならそういうのをさらっと言いそうなイメージを持ってますが、偏見なのでしょうか・・・。
ちなみに恍惚状態になることで戦闘行為ができなくなったりして、その隙に殴るという利用法になるのでしょうが、こんなの呪文にするなよと言いたいw
ちと話が逸れて ーいつものごとくー きてますが、要は敵と遭遇した際にいろんな対処方法があるから、そういうのも楽しんでねという道が用意されているのです。
透明化して敵の目前に進み出て大魔法ぶっぱするのもよし。(これ結構楽チンです)
油を地面に召喚して、行動を制限するもよし。
その油に火種を放り込むという非道な方法もあるでしょう。
※ ゲーム内では滑りやすい脂の層を召喚するという魔法が実際にありますが、火をつけれるかどうかは不明。でも、できたらいいな。
山賊が現れた?足元に落とし穴を魔法で作ってあげましょう。
ゴブリンが現れた?埃の雲を召喚してろくに行動できないようにしましょう。
こういう戦闘方法で切り抜けていくというのもあるんですよ、とTRPGは戦闘シーンに限らずにこういった道を用意していることが多々あります。それも、時としてルール上で公式に。
当然、交渉事となれば、ゲームマスターとプレイヤーの真剣交渉が始まることでしょう。
営業で新規案件持ち込むより手強い交渉も多々あるのです。
ゲームなのにね!w
ーーーイラナイ話ーーー
過去のプレイの中で敵対する二つの勢力から交渉を持ちかけられるシーンがありました。
A組織からは5万で証拠を売れと言われました。
B組織からはAより高く買うよと持ちかけられました。
小市民は「500万より高い金額だせるんだ。へぇー」と感心して見せました。
仲間も悪のりして間違いないと保証する始末。
シナリオの中での話なので、当然、AもBもゲームマスターが演じています。
ゲームマスターが吹っ掛けすぎた金額にキレて本来より大分難易度の高い敵を直後に吹っ掛けられました。
ゲームマスターはシナリオを最後まで楽しめるように、時として超法規的な処置(出目をごまかすとか)をとる場合がありますが、虎の尾を踏むとガチ戦闘になる場合も多々あります。
ちなみにこのときは、なぜか小市民のキャラクターばかりが狙われて、ほぼほぼ死にかけたのですが、このシナリオ中はかなり風当たりがきつくなりました。
予定より難易度の高い成功判定を求められたり、なんやかや理由をつけて成功判定にマイナス要素が付加されたりといった具合です。
もちろん、「限度はお互い守って」います。
・・・そのはずですが。
なんにせよ、遊びですからね。
笑える事態や後々の語り草になる事件が起こる程度にしておきましょうね。
ーーーイラナイ話ここまでーーー
相変わらず長い説明で申し訳ないとは思っていますが、そういう幅広い選択肢や行動を実践できるのがTRPGの魅力であり、パスファインダーがゲーム上で実現してしまった ーある意味やってしまったー ことであり、小市民が5日間かかりきりになっているポイントのひとつです。
ついでに言うと、装備品も逃げ出したくなるほどたくさんあり、職業やら種族やらその他意味わからん理由で装備できたりできなかったりで、毎日 ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ となっている小市民です。
前回でも記述したとおり、メインストーリーは途中でストップしております。
追加コンテンツがひたすらダンジョンに潜るものということで、思うがままにキャラメイクして色々試して見たんです。
事の起こりはメインストーリー内で前述したような脂に火をつけるみたいなトリッキーな行動できないのかな、と思った ー思ってしまったー ことです。
だって、一人で潜って経験値ガンガンもらったら、自分のビルドの完成形が見れるかもしれないし、操作の練習にもなるし、そもそもにしてメインストーリーのシーン切り替えのロード時間が気に障るようになってきたし。
攻略サイトでペット最強とあったので、試してみたくなったし。
そもそも複数クラスでペット出せるから、どこまでパーティ膨れ上がるか見たかったし。
だいたい、ペットでマンモスとかサーベルタイガーはまぁ頑張ってそういうものだと思おうさ。でも、ジャイアントセンチピードってなにさ!?巨大ムカデ、ペットにしちゃうの?赤ちゃん言葉で話しかけて、なでなでスリスリしちゃうの!!??
ーーー
書いているうちに光景が浮かんできて気分悪くなったので、ちと話題を変えます。
ーーー
いろいろビックリするところは多々ありますが、いろんな意味でシステムと設定の洗礼を受けっぱなしです。
例えば、技能を使ったキャラクターのみ経験値が入る。
これは、鍵のかかった宝箱があったとして、鍵を開けるという行動を起こしたキャラクターに対して経験値が入るということ。(オンオフ可能です)
このゲーム、容赦なく罠が設置してあるので、ローグ(盗賊とかスカウトとかの系統のクラスと思ってください)とかの罠解除・箱開け要因は必須。
ということで、前衛タンク兼肉弾戦闘要員としてサーベルタイガーを連れたソーサラーを作成し、鍵開け要員兼回復・バフ要員でノームのバードを用意。
一階層からいきなり罠がボンボン発見。
宝箱はほぼほぼ鍵がかかっているので解除解除解除・・・おぅ、壁に隠し通路があったじゃないか。その向こうにも宝箱が。おやおや、幸運にも宝箱が一個増えた。
気がついた頃には、メインとして作成したソーサラーよりバードの方がLVが遥かに高くなっていました。
※ その後、パーティ枠一杯までキャラを編成したところ、明らかにレベルの上がりが遅くなったので、倒した敵の経験値はパーティ内で分割になっているのかもしれません。
そしてゲーム中、任意のセーブができない設定になっており、そんな設定項目があると気づいていない小市民は、階層移動時等のオートセーブのみでプレイしていたとか。
両手武器脳筋戦士でグレートソードぶんまわすだけのキャラと思って作ったら、そもそもグレートソードのドロップがないとか。
クレリック系の魔法は使用したい魔法をセットしないと使えないというのは理解していたけど、セットしただけじゃ一回しか使えない謎が解けなくて頭をかきむしったとか。
キャラが死んでしまって復活させようにもその手段がないから、地上に戻ってみたら階層を一個進めてしまっていたので、死体の場所まで行けずにキャラロスト状態になってしまったとか。
何回もキャラ作っては再突入を繰り返していたので、誰がなんのクラスかこんがらがって魔法もどこになにがあるのかわからなくなって、一時間くらいパスファインダーTRPGの公式サイト見て調べたものの、余計に混乱してしまったとか。
ソロプレイだからこそ、こんなアホなことでも何度もできるのでしょうね。
※ 従来の方式で、ルールを理解するためにこんなことにゲームマスターとして付き合わされたら、今後のお付き合いを真剣に考え直すか、前述のリタニー・オブ・イロクエンス呪文をリアルで発動成功させる自信があります。(^_^;)
どうもこの追加コンテンツにも一応のストーリーがあるらしいのですが、ウィザードリィ第一作目のように非常に大雑把な目的のようです。
クリアしてないのでこれも予想でしかありませんが。
現在20階層にて毎度毎度全滅しております。
さて、いろいろ書き連ねましたが、落ち着いて覚悟を決めてありのままに操作を受け入れるのであれば、ロールをプレイするゲームの本来の姿をすこしだけ体験できるゲームとなっております。
日本製のコンピューターRPGやなろう系のなんでもハーレムにしてしまう物語に食傷気味のかたはちょいと気晴らしに遊んでみてはいかがでしょう。
ちょいと気晴らしに、なんて気軽に手を出せるゲームでは無いんですけどね!("⌒∇⌒")
ちょいと気晴らしにパスファインダー体験記を書こうとして、結果的にTRPG愛が爆発している小市民でした。
※ ちなみにここ30年ほど、多人数でTRPGはしておりません。と、友達がいないわけじゃないんだからねっ!
次回・・・なにになるんでしょうね。
題材があれば、またお会いしましょう。
あなたのゲームライフと現実生活に幸ありますように。