昔、英語が読めないくせに英語版でディアブロをプレイしていた頃を思い出している小市民です。こんにちわ。
今回はPS5購入と同時に手に入れていた、パスファインダー:キングメーカーのお話です。
テーブルトークRPG(以降、TRG)という分野があります。
以下に少しだけTRPGの説明を。
知ってる方は ーーー で区切った辺りを読み飛ばしてください。
※ ついでにいうと、本稿はゲームシステムや本編にほぼ触れていません。なんだか、TRPGをコンシューマーゲーム機でここまでできるようになって嬉しい、という内容で終わってしまいました。飽きたら読み飛ばしてください。つまらない時間を過ごしてしまったと感じてしまった方へは、ごめんなさい。先に謝っておきます。m(._.)m
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人間がゲームやシナリオを一定のルール下で用意して、それを複数のプレイヤーが自分で作成したキャラクターになりきって遊ぶ。
RPGツクールのアナログ版とでも表現すれば、イメージは近いかもしれません。
ゲームマスターと呼ばれる人がシナリオ(ゲームの題材、メインストーリー)をルールブックに従って用意して、それを数人のプレイヤーがキャラクターを作って楽しむ。そんな遊びです。
ダンジョンズアンドドラゴンズ(通称:D&D)というのが黎明期から存在していて最も有名なものかと思います。
小市民の高校時代はロードス島戦記やらフォーチュンクエスト、ソードワールド等々が氾濫していた時代でした。
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ちょいと長くなりましたが、このパスファインダーというゲームはD&Dから派生したTRPGのルールを元に作られているゲームです。
さて、実のところこのゲーム。
非常にものすごくとっても敷居が高い。
元々TRPGをかじっていた小市民にとっても、起動後10分ほどで投げ出して中古売り決定していたくらいです。
昨今のスマホでは、掃いて捨てるほどあるRPGとは全くの別物。
コマンド選んで攻撃魔法や物理スキルぶつけてドッカーンというゲームを思い描いている方にとっては、なんで発売する気になったのかメーカーの心理状態を疑うくらいの内容です。
キャラ作成時点で既に手詰まり。
作成後に操作で頭を抱える。
魔法や武器や特技の煩雑さと膨大さは、大学でレポートの資料を探すために論文や専門書を読みまくっていた時代を思い出します。
そこを乗り越えた ーこの時点でよほどディープなTRPGプレイヤーでしょうねー としても、今度は世界観とメインストーリーの複雑さにコントローラーをフルスイングで投げ出すこと必至です。
「なんでゲームするだけなのに、勉強しなきゃならんのだ!」
これが正直な小市民の気持ちでした。
まぁ、小市民もコントローラーを投げ出す寸前までいきました。
(実のところ、買ったばかりのでかいモニターにコントローラーを鷲掴みにしてふりかぶりました。)
まぁ、そこを乗り越えてはじめてゲームが進められる。
そんなゲームなのです。
ゲームの内容は基本、コンピューターRPGと変わりありません。
乱暴な言い方をすれば、クエストがあって、それをこなしていけばクリアです。
途中の選択肢によって多少の変化はありますし、難易度も変わるようですが、大筋は変わらないものと思われます。
※ 2021年8月21日時点では本編中盤くらいまでイージーモードで進めて止まっております。最後までプレイしきっていません。
非常に細かいシステムで非常に難解なゲームです。
ついでにいえば、バグやエラーも多い。
いい加減パッチ当ててくれないもんかと思うくらいなのです。
しかし、小市民はここ5日ほどこれにかかりきりです。
TRPGの楽しみ方というのはいくつかあるのです。
もっと言えば、人の数だけ楽しみ方があります。
友人とまたは同じ趣味の人とわいわいアホ話しながらプレイするのも、コンシューマーゲーム機やスマホゲーでは中々味わえない部分 ーネット上でコミュニケーションを取りながら遊べるいい時代になりつつありますがー でありますし、プレイ内容がリプレイ版として書籍化されても売れるのはそこがTRPGにははずせない部分であるのだと思います。
※ 古本屋でリプレイ集なんかをみてしまうと、ついつい立ち読みしたくなる衝動を押さえるのが大変な小市民です。
しかし、ダイスを転がして作成したキャラクターを演じてシナリオを進めるというのは、ある意味演劇の役であり、小説やおとぎ話の登場人物に感情移入するのと同じ感覚があります。
更に言えば、同じシナリオであっても、作成したキャラクターが異なれば、クリア方法が全く異なってきます。
ネタパーティーに走ることもあれば、勝手にキャラクターの背景に不幸な過去があって刃物恐怖症という設定を勝手につけられた前衛戦士や、攻撃魔法アレルギーで攻勢魔術師なのに攻撃呪文は使えない魔術師等々。
IFの物語というのがありますが、参加する人によってはそういうキャラクターが走り出してしまうのがTRPGという代物なのです。
※ えてしてそういうプレイヤーが揃ってしまうと、ゲームマスターは非常に苦労します。ある意味TRPGとはゲームマスターとゲームプレイヤーの静かな戦いでもあるのです!
※ この辺は「小説家になろう」さんのサイトで掲載されている、「TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す ~ヘンダーソン氏の福音を~」が非常に面白おかしく小説化していますので、興味があればご一読ください。TRPGの雰囲気が伝わってくる良作だと個人的には思っております。もうすこし連載ペースが上がってくれると個人的には嬉しいのですが・・・(^_^;)
ごめんなさい。全然本編に入れていない小市民です。
しかし、上記のような事態が起こりうる、そしてそれすら楽しめてしまうのがTRPGという道具であって、パスファインダー:キングメーカーというゲームはそれをある程度コンシューマーゲーム機で実現してしまうという非常に難解なミッションに立ち向かって、成功に近い結果を出した希少なゲームなのだと小市民は見ております。
※ ちなみにドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのロールプレイイングゲームと呼ばれるジャンルは、TRPGが源流です。ゲーム機と呼ばれる物がない時代にあっても、剣と魔法の世界はマントルのごとく熱く熱く脈付いていたのです。
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やっとすこしゲームに触れます。
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さて、日本語版のパスファインダーが発売される前に、どうも海外で既に発売されていたようです。
日本語版では追加シナリオ二編も含まれたバージョンとなっております。
本編は小市民がたぶん真ん中くらいまで進めているもので、ソシャゲでよく見るRPGに拠点の建設や整備などがついたものと言えば、当たらずとも遠からずというところでしょう。
システムはまるっきり違いますが。
まぁこのゲームの面白さは恐らくゲーム本編ではないと思っております。
だいたいTRPGルールブックには実践用の練習シナリオがあって、そこでシステムを理解してから自分達の世界を作って楽しんでね、となるの ーすくなくとも30年前はそうでしたー ですが、本編はこの練習シナリオなのだと小市民は勝手に思っております。
ではどこで楽しむのか。
キャラクターを作って、どんなビルドにするのか。
ここでしょう。
でも、長くなりすぎたのでこの辺で。
つーか、ソーサラーとウィザードってなんか違うの!?
と心のなかで叫びまくっている小市民でした。
次回、パスファインダー ~やっと遊び始めれる・・・のか?な?
あなたのゲームライフと現実生活に幸ありますように。