特に意識はしていないけど、結果的に一日一食になっているのにお腹が減らない小市民です。

 PS5入手時の騒動を記録しておこうかと思いました。

 長期休暇を一週間ほど取ろうと思い立ち、PS5が手に入ればいいな的な感じでサイトを見て回るものの、入手できないよという内容ばかり。
 某家電量販店のクレカ機能付のポイントカードないと買えないよ、という看板に憤ってみたり、そもそも出荷されていないからないのか、転売ヤーが在庫を抱えているのか不明なあたりに余計イライラしてみたり。

 ネット通販はトラブルを警戒してほとんど利用していない小市民でしたが、諦めてネット経由で抽選を選択することにしました。
 しかし、小市民は現在クレカを利用していません。
 使いすぎた過去があるため、全部解約してます。
 ついでに応募には条件として、過去の数ヵ月間ににネット通販で数万円以上購入した実績がないと応募すらできませんとか、クレジットカード支払いしか受け付けてませんとか。
 行き着いたのはGEOさんのサイト。
 アプリ上からの応募で、抽選後、近くのGEOで現金購入が可能。
 他はどっかこっか条件が合わない。
 車も金食い虫なので、処分して久しいため、交通機関の沿線で入手できるのが小市民側の寂しい都合です。

 さて、長期休暇に入る二日前、シフトの都合で休日を満喫していた小市民は一通のメールで目を覚まします。
 なんとGEOさんでPS5購入権の抽選に当選した様子。
 いつ店頭で発見してもいいようにお金をおろしていたので、即家を飛び出します。
 そして交通機関で移動中にふと小市民は気がついてしまいました。

「そういえば、うちのTVは壊れて久しいが。」

 寿命を迎えて徐々に機能障害を起こしていた当家のTVは、7年ほど前から休日には寝転がって動かずに掃除の邪魔になるお父さんのごとく、100kg超のやっかいな粗大ごみになり果てて久しい。

 じゃあ、いっそのことTVも買おうか?
 いやいや、NHK料金払うの癪だし。
 じゃ、PCモニターだけ買って使えばいいじゃん。
 まぁ、金はなんとかなるさ。

※ 独身貴族というやつはこういう感覚から生まれたものなのでしょうね。

 購入確定のPS5は後回しにしてPCパーツ専門店でモニター物色。
 フレームレート?4K?
 意味不明の単位の説明を店員さんから受けて、Eスポーツとかしないなら、この辺で、という性能を選択することに決定。
 しかし、ちょっと憧れていた居間の大きなTVでゲームをするという野望がむくむくと小市民の中で沸き上がりました。

「おおきいことはいいことだ!」

 かなり昔のTRPGの呪文のごとく心の中で唱えながら、40型モニターを選択。
 そして商品が出てきたときに、唖然。

「すこーし大きいんですけどね。お車でご来店されてますか?」
「徒歩ですけど、何か?」
「・・・」
「・・・いいよ。タクシー探すし。」

 抱えるにはでかすぎて、ぶら下げるにもでかすぎる。
 タクシーを拾って移動が決定。
 この時点ではやはり多少割高でも転売ヤー経由のが安価なのかと、後悔し始めた小市民。

 しかしまずは入手しないと、三日で抽選権消失なのです。
 GEOさんに向かい、人生で片手の指で余裕あるくらいしかやったことのない、タクシーの運転手さんへ待機指示。
 商店街にあるため、店の前には停車できないので、裏手の通りで待ってもらいます。

 そして遂にPS5入手!

 定価です。
 さすがのくそ図太い小市民もテンションアップしましたが、商品を受け取って一気に冷めました。
 重い。
 ほんとに重い。
 そしてでかい。
 女性は手提げ袋で持つのは大変かもしれません。

 そして小市民が気になったのが、強奪。
 だってコロナ禍だなんだと騒がれて一年以上。
 企業が苦しい以上、社員も苦しい。
 そこにネットに出せば一台10万趙も珍しくない、希少品。

※ 2021年5月時点

 一発引ったくりでうまくいけば10万コース。
 6万円台ならまず即決もあり得る品。
 店を出て、タクシーにたどり着くまでの3分ほどはちょっとドキドキしてしまいました。

 話はそれますが、こういう時期は山菜とかで食費を浮かそうとか考える人もいるだろうし、山などで感染リスクを避けて、普段とは違うことを楽しもうとするファミリー等が入り交じります。
 切羽詰まった経験って小市民もあるのでわかりますが、普段考えないことが頭に浮かぶんです。こういうときって。
 特に、場所は人目に付きにくい山の中。
 発覚も遅れるし、監視カメラも設置されている可能性は非常に低い。
 仮に山菜以外のものを収穫したとて、生活費になるので突然生活が派手になったとかで噂になることもない。
 実際ネットでニュース見ていると、実に些少の被害額での犯罪が取りざたされています。
 みなさん、気を付けてくださいね。

 それはともかく。

 目的のものを入手した小市民はタクシーの中で更なる問題に気がつきました。

「こんなどでかいもの、家のどこにおけばいいんだろうか!」


 設置場所も配線もなぁんにも考えていなかった小市民でした。

 次回、後編。
 内容や小市民の文章力によっては中編。
 
 あなたのゲームライフと現実生活に幸ありますように。