股関節はどこまで曲がる? | 田渕秀隆の公式ブログ

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今日は股関節の屈曲について

股関節の屈曲とは仰向けに寝て膝を自分の胸の方に向けてくる動きです。


これにもあるように今までは120度とか135度とか言われていて私もなんの疑いももっていませんでした。しかーし、ある解剖研究での発表で「軟部組織を除去した骨盤と大腿骨で股関節の屈曲を測定すると臼蓋と大腿骨頸部がぶつかるので平均93度以上はしない。身体は筋肉といった軟部組織が存在するので70度ほどしか屈曲しない」あった。

まじか!

骨盤の連動なくしては70度以上行かないんです。ってことは今まで推奨していた座り方は大腰筋にストレスを与えていたことになる。

今まで推奨していたのは骨盤を引き坐骨で座り背骨を仙骨にそってまっすぐにするというもの。


これで楽に座れていると実感があったのですが、股関節は実際は90度にいかないのではそれは骨盤が調整していることになり(つまり骨盤後傾)骨盤を立たせるのと逆。そのギャップを背骨と大腰筋にかけていたことになります。


そこで股関節が90度にならないように椅子をいじくり実験

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これで傾斜をつけ膝が前の棚にあたるのでここにタオルを引いて体重を分散
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これの方が力みがなく楽。

もともとこんな感じに設計された椅子も販売されています。もともとは海外のもので高かったようですが最近は安いものもあるようです。

股関節の構造からはこちらの方が正しいようなのでいいとおもいます