先日ある方から質問を受けたのでお話したことを書きます。
質問者は以前の患者様で何年かぶりに連絡がきました。現在小学生のお子さんが野球をされています。
なんとなくわかりました?そうです
投げた後のアイシングっているの?
でした

今や少年野球でもプロの様にアイシングをしないとダメという風潮が確立し、していないのはさもダメ人間のように言われます。さらにアイシングしていないと痛める!や、故障の原因になると言います。
質問者はご主人が野球をされていたらしく「昔は子供はしてなかったから必要ない」との意見でチームはアイシングしろと言うしご主人は必要ないと言うしでご連絡を頂いたって感じです。
まずはアイシングの目的について
1 クーリングダウン 細かな組織の損傷を蓄積させないようにし疲労除去する
2 外傷後の応急処置 炎症をとめ痛みの軽減
3 リハビリの補助 寒冷運動療法など
大きく分けるとこの三つです。
こうみると投球後は1や2の目的からアイシングは必要となります。
が
現在の医学界でも逆説は多く出ており実際に筋回復や細胞の再生が遅れるという結果も専門書で発表されています。
私も競技は違いましたがアイシングは外傷性の時の疼痛緩和以外でな行いませんでしたしトレーナーをしていた時もアイシングケアは外傷性と慢性的な痛みや故障をもっている箇所だけでした。
メジャーでもアイシングのセレクトは選手まかせのところが多くなってきています。
そのかわりに、ランニングとストレッチ、可動域をあげるトレーニングをキチットおこなっています。
さぁどっちがいいか分からなくなってきましたねぇ
私の結論はアイシングは「絶対必要」ではなく、コンディショニングの手段としての一つでしかない。データがしめしているようにアイシングで故障がへることは絶対にないからです。ようは翌日に疲労を残しにくくするための方法の一つでしかない。
アイシングをした翌日としなかった翌日でコンディションのいいほうを選択するって感じでいいと思います。海外でも一時はアイシング信者が多かったですが今は違います。
日本の指導者は情報が10年は遅いのでしないのはありえないと言われますが世界は違いますからね。ちなみにプロ野球にはいるまでアイシングをしたことがなかった選手が昨年話題になりましたがそれを聞いて「俺も」っていった選手が各チームに約5人はいたそうです。
ただ一度痛めたことのある人で投球後投球後痛みがでる場合は、痛みのコントロールをしながら血管拡張からの血流アップができるので非常によいと思います。
アイシングとストレッチとケアはコンディショニングのために行うので色々ためして自分にあう組み合わせやパターンを見つけてください。