未知との遭遇 ~その2 ~
そして、その日の夜
のこと
仕事帰りに、同僚のてるちゃんと帰宅中
「えっ、嘘でしょう?
」
私の腕を無理やりつかみ、引き寄せるてるちゃん。
「てるちゃん、ごめん……
私、てるちゃんの気持ちには答えられないよ」
と心が叫ぶ前に、口が叫んでいました!
「ギャ~~!!嘘でしょう?
」」
目の前には体長15cmはあろうかという
大きなカエル
が!!
ここは東京・品川。
高層ビルの横を車がビュンビュン飛び交う都会の真ん中。
そこにカ、カエルが国道15号のアスファルトをぴょんぴょん飛ぶこともなく
牛歩並にのっそ、のっそと歩いているのです。
きっと牛ガエルなのでしょう。
でもよく見ていると、その足取りは危うく、
通行人に踏まれそうになりながら、
ヨボヨボ、ヨレヨレ。
「そんなに必死にどこに
カエろうとしているの?」
その後ろ姿を最後まで見送りたい気持ちを抑えつつ、
横目に通りすぎた二人なのでした。
無事たどりつくことを祈って…
写真を撮れなかったので、絵を描いてみました。
