最近、AIの未来を様々な学者が予測している。
2045年にはAIが全人類の知性を超えると公言している学者もいる。
また、現在の勢いでAIが進化すると単純作業の多くは
コンピューターやロボットがそれを代替えするらしい。
また、今後10~20年で現在の仕事の約半分は自動化され消滅するとも。
今の日本で人材不足といわれる最低賃金レベルの仕事は自動化され
または、移民がそれを担っていくともいわれる。
高度成長期に製造業がオートメーション化され人員削減をしたように
あらゆる業種でAIの導入による人員削減はすでに進行している。
三大メガバンクはすでに大がかりなリストラをはじめ
新卒の採用も三割を下回ると言う。
少し前までは映画の世界だけだと静観していたが
少々、いや確かに現実味を帯びてきた。
不動産業界はどうだろうか。
少し前までは、自社の印刷機でチラシを作成して手配りすることは当たり前だった。
不動産=紙媒体 と、いってもいいほど切っても切れない媒体で
タウンページ(この言葉すら知らない世代がすでに存在するが)や新聞広告も
重要な広告媒体だった。
しかし、若い世代はスマホで新聞を読み
電話番号や地図などのあらゆる情報をスマホひとつで手に入れる。
そこで手に入れた情報を適切に管理し利用し、見事に活用している。
実際、弊社の媒体別の統計も顕著にその傾向を表している。
この流れを見るだけでも、この業界もAIの影響は少なからず生じると思っている。
これまでの事務的な仕事の仕方ではなく、AIが代替えできないような
独創的な仕事をする、即ち課題解決をアドバイスするような仕事のあり方が求められる。
不動産の知識だけに安座せず、あらゆる付加価値を提供できるコンサルティング能力が
必要になると思っている。
″お客様の要望をもれなく聞き取り様々なノウハウを駆使して解決する″
AIが対応できないような価値を提供できるかどうかが
生き残りの鍵となると思っている。
AIと戦う日がすぐそこだと危惧してばかりはいられない。
負けないビジョンを持ち、人材を育成していかなければと
その使命を感じている。
しかし・・・。願わくば・・・。
私に介護が必要になった時は、ロボットの介護だけは勘弁してほしい。
