少し、振り返れそうな気分になってきました。

なので、義母のこと・・・ちょっと振り返ってみます。




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病院に通っていた日々が、夢のように感じます。



そのときは、ときにしんどくなって休むこともあったけれど・・・

今となっては、その日々がありがたくて、もう一度経験したい・・・と思うほどです。







義母は、

8月5日の夜


自宅で亡くなりました。







(病院から)“家に連れて帰ってくること”

― 自分や、周囲のエゴであってはいけない


そのことだけ気がかりでした。

だから、自宅に帰る日(退院)の前日にも、やや朦朧状態の義母に確認したんだった。

「お義母さん。帰る準備進めていいかな?」って。

その日は、ハッキリとうなずいたね。






翌日、意識がさらに低下して

意思の確認が難しかった。


でも、長年のお仕事のパートナーのKさんが

「最後は家で・・・っていうのが希望だったよ。」と・・・。


厳しい病状を

Kさんと聴き

時間単位で命の灯火が薄れ行くのを感じていました。



帰るなら、今しかない!

数時間後には帰れなくなるかもしれない!

私の思いではなく、義母の希望なんだ!



Kさんは、ほぼ無意識状態の義母に

「帰るぞー!いいかぁ??」と何度も聴いてくださっていた。

私も、まだハッキリしない状況の中

義母の荷物をまとめはじめました。。。




往診医がいなければ

最期を自宅では迎えられない。


自宅で亡くなった場合、不審死(字あってるかな・・・)として病理解剖が必要になってしまうから・・・。



必死で、電話で探し、説明をしてコンタクトをとった。

ただ、意思を尊重したくて。

そのために、私は引っ越したんだから。



2回目にかけた、S先生が承諾してくださった。

「大丈夫。お引き受けしますよ。必要なのは、あなた方の覚悟だけだから。」

・・・先生の文句なしのコメントで、一気に帰宅準備は加速しました。




手早い退院準備を、いつもお世話になっていた看護師さんや師長さんが段取ってくださった。

決めてから、1時間後には介護タクシーの中でした。




朦朧状態の義母は車に運ばれるとき、外気に触れ眼をおおきく開きました。

『気』を身体で感じたんでしょうね。

ベッドで寝ていたよりも、意識が少し上がってきていました。


車の中で、Pちゃんから電話がかかってきた。

義母の耳もとに当てると、声を出していなかったのに「あーあー」と懸命に気持ちを伝えていた。




自宅について

お布団に移動して

数時間して往診にきてくださった。


義母は、ハッキリと目を開けました。

病院ではそこまで出来なかったのに。。。


「あなた、おうちに帰ってきたんですよ!わかりますか!」

S先生の問いかけに、わずかにうなづいた義母でした。





1時間から2時間毎の、身体の向き変え。

ほんの少しずつの水分補給。




自宅で

32時間

義母といっしょに過ごしました。

(Pちゃんも、急遽船を降りて間に合い、10時間近く一緒に過ごしました。)



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帰宅して、翌日の夜。

次第に、呼吸が浅くなってきました。


苦しそうな呼吸はなくなり

静かな呼吸。


病院であれば、必ずと言っていいほど酸素マスクをします。

Pちゃんいわく、「ダースベーダーみたいのがなくていいね。」


ほんとに、そうだな・・・と思いました。





呼吸が止まり、2階で寝ているPちゃんに連絡して

S先生に連絡しました。

Kさんにも連絡し来て頂きました。


まだ、脈はありました。




3人で、死亡確認を聞き

S先生にお礼を言いました。




S先生とは、日にちにしてたった2日間のお付き合いでしたが

本当に心からお礼申し上げます。


短い間に、5回も往診してくださって。。。



看取った3人にとっては、今でも話にのぼるくらい、重要な登場人物でした。


なんてったって、キャラが濃いにひひ





涙あり。

笑いあり。


本当に自然に逝かれました。


いつもいつも言っていた

「自然がいいんだ」。義母の言葉。


この台詞通り

ご自身の意思のまま、逝かれました。





義母は


愛の人


と同時に


意思の人


でもありました。






最期まで、私に対してもあたたかなをくださいました。


本当に本当に、素敵な 義母でしたラブラブ





ありがとう。


ありがとう。




ありがとうございました。