今回は整体セルフケアで、よく使う「ねじきり」のご紹介です。
人間の体は引っ張りながら、つまり伸びながらねじると関節や骨と骨の隙間が出来て、血流や体液やエネルギーの流れがよくなり、体の弾力(本来の動き)を取り戻します。
整体的に観て、ねじれる運動は腎臓や泌尿器系の働きに深い関係があると考えます。
つまり、なにくそとがんばる姿勢、つまりファイティングポーズ(ねじれ姿勢)やへそ曲がり(腰のねじれ)の姿勢をよくしている方は、おしっこの出が悪くなったり、過ぎると腎盂炎や膀胱炎、腎臓の働きと関係の深い耳やのどで炎症を起こし、中耳炎になったり、のどを腫らしたりしていることが多いです。
体を冷やすと体はねじれますので、頑固になったり、負けまいと頑張ったり、腎臓や泌尿器系に異常が出やすいです。
<やり方>
正座して、息を吸いながら自分の背骨をのぞき込むように、縮んでいる上体を伸ばし、左に捻り、吸いきったら吐く息とともにポッ!と急に力を抜いて戻す。右も同じ様に捻る。これを左右交互に、七回ずつ行なう。
身体を左側にねじる時は右手で左の膝を軽く抑え、それ以上、足が外に逃げないようにすること
でしっかりと身体をねじることができます。身体を右側にねじる時は左手で右の膝を抑えます。
<ポイント>
あまり急激にやるとかえって身体を壊すおそれがあるので、勢いをつけず、一つ一つ自分の体の中の動きを感じながらゆっくり行なってください。
ねじきりを実践する際に、最も大切なのは「内観」と言って、体の中に意識を集中し、背骨の一つ一つの動きや筋肉の伸び縮みや動きを感じながら、丁寧に伸び上がりながらねじる動きをしていくことです。体を他動的にグイグイ伸ばそうとするストレッチによく似ているのですが、やっていることはストレッチではありません。
体は自分の違和感に気付けば、自動的に体を整えようとする働きが起こり、
まばたきやあくびのような無意識的な運動や、「あの人に会いたくなってきた」とか、「この場を離れたくなってきた」とか「腹が立って物を投げたくなってきた」など体の要求という形で、今の体に於いて、その部分を最適にする方法を探し、行わせようとしてきます。つまり「ねじきり」は呼び水で、この体に違和感をはっきり気付かせて、自分の力で元に戻るように仕向けてあげるのです。
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