前回の「不調?」に、それが本当に不調なのだろうか?ということをお伝えしました。
では、不調、つまり出てきた不快症状だけを取り除くとどうなるのでしょうか?
身体は、生活の中から起きた異常に対して、それを修復するためのアクション(症状)を起こすのです。
それは、環境に適応する能力なんです。走れば、勝手に拍動と呼吸が速くなるのと同じです。
そうすることがベストなので、そういうことが起こっているとしたら・・・
それらの症状だけをとめるというのは、体の自然な動きと反対方向に働きかけるとゆうことです。
整体では、身体に起こることを「流れ」で捉えます。 不快症状もその経過の一部なのです。
生活が原因で、体の変化が起きる、体の変化が原因で、その変化に対応する動きが起きる。
問題は、起こっていることではなくて、なぜ、そういうことが起こらなくてはいけないか?なのです。
走らなければ、拍動や呼吸も速くなる必要がないのです!
のどの痛む夏風邪によくある話ですが、身体を冷やし過ぎたから熱を出すのです。
熱がいけないのではないのです。 サッと出せば、スッと下がるのです!
冷えた身体を修復するために熱を出す必要があったわけです。
熱だけを問題にすると見えなくなってしまうものがあります。
「靴下はいてくださいね!」 これが原因ではないでしょうか?
ここが改善されないと、同じことを何度も繰り返しますよ!
あげくの果てに扁桃腺のせいにして切ってしまうこともあるんですから。
同じモノでも、いろいろな角度から見てみると、全然、違ったものに見えることもあります。
「整体的な考え方」を選択肢のひとつに加えてもらえれば、うれしいです!