先日ある話から、ふと思い出した事があるので書いてみます。


私の知り合いから聞いた、実際にあった怖い話です。


私の知り合いの旦那さんをAさん、その友人Bさん(既婚者)とします。


Aさん、Bさんともに中小企業を経営しており、経営者の集まる食事会などで顔を合わせるうちに、仕事のことからプライベートな話までできる仲になっていきました。


Bさんは、誰にでも好かれるような、爽やかで誠実な感じな人。

誰が見ても好印象なタイプでした。


ある日、A夫妻は、Bさんと、その日初めて会うC夫妻と一緒に食事をする機会がありました。


その席で、BさんとC夫妻はビジネスの話で盛り上がり、今後協力できそうだと意気投合しました。

一見、それはとても喜ばしいことに見えました。

ただ、Aさんの妻だけはそれに強烈な違和感を感じていました。


Aさんの妻は、もともととても勘が鋭く、人の気持ちを感じ取れる敏感なタイプ。

その日、帰宅後に旦那さんであるAさんに

「Cさんの奥さん、Bさんを見る目が普通じゃなかった」 

「嫌な予感がする…」と話しました。


その目は、まるで欲しいものを自分のものにしたいという執着の目だったそうです。


その時点では誰も気づかないレベルの微妙な空気だったようですが、敏感なAさんの妻にはハッキリとわかったそうです。


その日から、BさんとC夫妻はビジネスで関わる機会が増えていき、だんだんBさんとCさんの妻との距離も近づいていった事は想像できます。

Cさんの妻とBさんが二人きりになることもあったようです。


そしてある時、Cさんの妻がBさんにこう言ってきたそう。

「あなたをもっと深く知りたいなぁ」と体に触れて、関係を求めてきましたが、Bさんはそれを断り続けました。

Cさんは大切な取引先の奥さんだし、何よりお互いに既婚者ですから。


断られたことに逆上したCさんの妻は、こう言い放ったそうです。


「あなたの会社も家庭も、全部メチャクチャにしてやる、後悔させてやるから!」



Bさんは怖くなってきたのでしょう。

この話をAさんにしてきて、初めてそんなことになってることをA夫妻は知りました。

そして、前に妻が言ってたことも思い出しました。


Aさんは、Bさんに「今すぐC夫妻との関係を切った方がいい」とアドバイスしました。

だけど、その時にはすでに手遅れだったのかもしれません。


その後、Bさんの会社はどんどんおかしな方向に進んでいきました。

会社には妙な噂が立ち、取引先との関係も、まるで裏で誰かが糸を引いているかのように、全てがうまくいかなくなっていきました。


それから約1年後…

Aさんのところに突然Bさんから連絡があり会ったのだそうですが、その時のBさんはヨレヨレのTシャツに短パン、ぼろいサンダル姿で疲れ切った様子だったそう。

そして会社をたたむことになったこと、家庭も失い、何もかも全てを奪われてしまったことを話してくれたそうです。

これからどうやって生きて行こう…と絶望した様子で、可哀想だったと妻にも話しました。



Cさんの妻はお金もあって満たされているように見えていたけど、寂しさがあったのかもしれませんね。

それを断られ、プライドが傷ついたのでしょうが、だからといって何をしてもいいわけではないです。

いずれ回り回って自分の元に帰って来ますから。


満たされない寂しさを抱えた人ほど、ささいな親切や言葉で勘違いをしてしまうことがあるのかもしれません。

自分はつけ入ったつもりがなくても、相手が自分の都合よく受け取り勘違いしてしまってたかもしれないですよね。

こちらは微塵もその気がなかったとしても、相手がそう感じていたなら…?


「可愛さ余って憎さ百倍」



これは、たとえ女性でもお金と権力を持てばひとりの男性の人生を壊すこともできる…という恐ろしい話。


皆さん、本当に気をつけてくださいね。

どこで、憎しみに変わるかは、誰にもわかりませんので。



私がこの話を聞いた時は、まるでドラマ?のようだなと思いました。

現実にそういう事が起こるんだ…と背筋が寒くなったのを覚えています。


Bさんから話を聴いたAさんの妻から直接聞いた話なので、ここに書かれていること以上に細かな経緯も知っていますが、それを書く必要もないと思いますし、嘘だと思うなら信じなくてもいいことです。


ブログのオススメ記事から思い出した事を書いたのであって、特定の誰かに宛てたものでもありません。

ただ、この話を聴いて自分が何かに反応したのであれば、そこを深掘りしてみていく必要はあるのかなと思います。

記憶として忘れていても本当の自分は覚えているので。

何が浮き彫りにされたのか?

自分の内側を観るキッカケになれば書いた意味もあります。



下手な文章で伝わりにくかったかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございました。