新しいことを始めると、同じような目的を持つ人たちが自然と集まってくる。
自分も周りも、初めてのことには不安がつきもの。
だからこそ、自然と仲間意識が生まれ、お互いに支え合ったり励ましあったりするようになる。
そこには、同業者もいれば、異業種の人もいる。
それぞれが「何か得るものがあるかもしれない」と思いながら、集まっている。
はじめは、みんなで一緒にいることが心地よく感じられるかもしれない。
仲間がいることで安心し、不安が少し和らぐから。
でも、その心地よさは、いつまで続く?
思ったほど得るものがなかったと感じて、いつの間にかフェードアウトする人。
逆に、少しずつ頭角を現し、周りから一目置かれるようになる人もいる。
能力や経験の差がある以上、自然とそうなっていく。
そのとき、周りは何を思いどう反応するだろう?
自分はどう?
仲間だったはずの人が、いつの間にかライバルになることもある。
自分はそう思ってなくても、相手は?
そういう目線で見ることは忘れないでおこう。
気づけば、自分のそばには、自分に害を与えないだけの人か、お互いにメリットのある関係が多いことに気づくかもしれない。
メリットがあって繋がった人は、メリットが無くなったら去っていく。
何のメリットも無くても、ただ仲間として一緒にいられる関係は不要なの?
大した結果は出せなかったとしても共に苦労した人は不要?
自分が一緒にいる人は何を基準に選別しているのか?
そういう自分を、冷静な目で観察できたらいい。
こうした人間関係の変化を超え、高い視点から物事を見られるようになれば、人は本当に自由になれる。
そして、自分が本当に大切にすべきものが何なのかも見えてくる。
周りがどう変わろうと、影響されない自分。
時には大きな力に頼ってもいいけど、依存しない生き方をする。
どこまで行っても自分軸。
それが、心を病まない秘訣かなと。