子供の頃、日本昔話をテレビで見ていた。


今では放送されてないけど、教訓めいた話がとても多かったように思う。


ふと、浦島太郎の話を思い出した。


浦島太郎が浜辺でいじめられている亀を助けて、亀の恩返しとして竜宮城へ招待される。


竜宮城では、乙姫という美女に出会う。

ご馳走にお酒、歌や楽しい舞に魅せられ

浦島太郎は乙姫と、まるで夢の様な楽しい期間を過ごす。


どれくらいの期間竜宮城にいたのだろう?

海の中での生活は楽しくて楽しくて、里のことなど忘れて欲のままに過ごした浦島太郎。


どんなに楽しく、衣食住に困らなくても、どんなに美しい乙姫や不自由のない暮らしが用意されていたとしても、浦島太郎の里への想いは消えてはいなかった。


両親はどうしているだろうか?

近所の友達は?

好きだったあの子は今どうしてるだろう?


浦島太郎は忘れてはいなかった。


楽しい生活も長く続けば楽しさも感じなくなり

里での貧しくとも普通の暮らしがどんなに尊いものだったかに気づいた浦島太郎。

そしたら居ても立っても居られなくて、乙姫の引き留めにも応じず、地上の古里へ帰ると決意した。


乙姫はたいそう悲しんだが、浦島太郎への手土産として玉手箱を持たせた。

この玉手箱は決して開けてはいけませんよ、と言い手渡した。


古里の浜に着いた浦島太郎は、見たこともない景色に驚く。

自分の住んでた家も無く、里の様子は全く違う様子だった。


浦島太郎は近くを通りかかった人に尋ねた。

するとそんな家は無いよ、それは300年も昔にあった家のことだろうと教えられた。


浦島太郎は途方に暮れ、えらく悲しんだ。

自分が竜宮城で楽しく過ごしている間に、自分の大切な家族や友達も全て死んでしまっていたのだから。


どれくらい泣いて泣いて悲しんだだろう


ふと思い出したのが、乙姫からもらった玉手箱。

決して開けてはいけませんよ、と言われていたけれど、今の浦島太郎にそれを止める気は無かった。


恐る恐る玉手箱を開けると、中から白い煙がもくもくと…


浦島太郎はあっという間に老人になってしまいました。




その後の浦島太郎の話には諸説あるようですので、自分の好きな解釈をしたらいいと思います。


拙いですが、ザッと浦島太郎の話を書いてみました。





この話から私が思うことは


★人間が体感時間と現実時間にズレを感じる時はどういう状態にあるのか?


→多分、肉体から魂が離れかけているのだと思う。

時計時間を確認すると、あっという間に時間が過ぎているが、自分の中での時間の流れはゆっくり。

時間の概念の違う異次元空間で生きているのだと思う。


★欲に流され浮かれている時に何が起きているのか?

→肉体は自分であっても、その中で体験しているのは自分ではない何かが身体を借りて生きる体験をしていると思う。

自分ではその自覚はなく、どこまでいっても自分の意思でしていると思っている。

ただ、どこかリアリティが無く記憶もふんわりヴェールがかかっている。

身体感覚が鈍く、無理をしてもしんどさは感じない。


★現実時間は過ぎてしまうと二度と取り戻せないという事

→体感時間として感じられないだけで、現実時間は時計時間で確実に過ぎている。

ふわふわと過ぎていった時間は取り戻せない。

自分時間と他人時間は違うということ。

ふと我に帰った時、ワープでもしたのかと思うくらい長期間が過ぎている。

時間は概念だということ。



玉手箱は、現実をしっかりと捉えて見る、現実を直視するためのツールなんだろうなと思いました。


乙姫の最後の優しさか。










心のままに生きると言ったあなた


今何も反応が無いということは


話したいとか何とも思っていないということなんだろうな。

だって、心のままに生きるって言ったのだから、思ってたら行動に移すだろうから。



身 口 意

この3つが伴わないと現実は動かせない。

地球は行動の星だから。

物理空間は行動しないと変わっていかない。

ただ思っていても、行動や言葉が伴っていないとそれは自分一人の妄想でしかない。







もう無理なのかな…

諦めるしかないのかな…

現実を認めないといけないのかショボーン