あれから一年が過ぎた。
ついこの前のように感じたり
昔のことのように感じたり
でも、私の心の中に確かに残っている
あなたへの想い。
心の痛みと切なさと…
申し訳ない気持ちと…
私はずっとこの想いを抱えて生きるのか
叶わない願いなのかな。
あなたはこの季節になると
毎年苦しい気持ちでいっぱいだったんだよね？
この季節は心が不安定になっていたんだろうな。
今ならあなたの痛みがよくわかる。
愛しい存在を手放したこと
自分を責めていたんだよね？
でもね、私思うことがあるの。
子供の人格形成で一番影響を与えるのは親。
自分を振り返ってみると
良くも悪くも影響を受けてることがわかるよね。
あなたが父親から受けた影響で
あなたという人格が出来上がった。
あなたがどんな思いで生きてきたか
聴いていたから私にはよくわかる。
楽しい事もあったかもしれないけど
そうでない事があなたという人格をつくり
苦しんできたんだよね？
それを思うと
必ずしも親と一緒に過ごす事が
子供にとって良いこととは言えないのでは？
特殊な親なら尚さら…
離れていた事で
あなたは愛しい存在を守ったんだと思うの。
離れていたからこそ守れた。
私はそう思う。
あなたが父親から影響を受けたように
もしも一緒にいたとしたら
あなたも同じような事を言ったかもしれないし
したかもしれない。
必然と影響を与えていたと思うの。
側に居なかったからこそ
普通の子よりもしっかりと
逞しく 優しく育った。
小さい頃には確かに寂しさもあったかも
しれないけど
離れて暮らしていた事で
良かったこともたくさんあるじゃない？
そう考えたら
心が穏やかに
少し優しい気持ちになるよね。
子供は生まれてくる時
雲の上から親を選んでいるって言うよ。
愛しい存在も
あなたを選んで生まれて来てくれたんだから
あなたは自分を責めたらいけないよ。
あなたも充分傷ついたのだから。
これからは幸せになっていいんだよ。
自分を愛して
幸せになっていいの。
上手く言えないけど
あなたに伝わるといいな。
遠く離れたところから
私はいつもあなたを想っています。
あなたが健やかで幸せでありますように。。。
