今週の反省:サブプライム問題はしつこいくらいに書きました 自分でも
十分に警戒していました これはこれで良かったのですが 下落恐怖か
ら 安値の時に買いに入れませんでした 自分のポジション調整で一週
間が終わった感じでユーロ円で若干儲けた程度でした どうしてもドル
ポンドの底入れの感じが掴めなかったのです 結果 安値の仕込が
できなかったような気がします(来週さらに下落すれば正解ですが)
個人的な意見ですが ECBの市場介入のタイミングと資金には疑問が
残ります 日本でも住宅・不動産問題でバブル崩壊を招いたのですが
国民のメンタリティーと背景が違います
日本ではもともと儲けすぎを嫌います この為 政府が正義の味方の
様に不動産屋に資金を出さない「総量規制」をしたのが原因です
今回のサブプライム問題は元々日本では対象にならない様な人々に
融資したのが出発点です
問題を整理すると これを証券化して販売した点(売り手のリスク分散)
これを正常な債権と同じ格付けをした点 利率がいいので金融機関が
どんどん買い込んだ点
最初 FRBは個別ファンドの破綻と冷たい態度でした 1000億ドル程度
の債権の焦げ付きという発表でした 普通はこれで一見落着です
しかし 問題はサブプライム(低信用力)とプライム(高信用力)の垣根を
外して証券化した連中がいたようで住宅ローン債権自体の信用が失墜
したようです
その後は デフォルト(支払い凍結)です サブプライム証券のみの債権
ならここまで大きくならないのですが 住宅ローン全体となると話しは別
です これの取り付け不安まで含んだ数字がECBの介入額と言う訳です
ところが 投資家は安全の為に解約に動いた為 ファンドが支払いの為
優良資産の売却に走ってこの下落を招いたという話です
今週 書いたようにいまは二次被害に苦しんでいるわけです これがいつ
終息するかが今後の問題です 住宅ローン証券が適切にサブプライムと
プライムの線引きができているかに掛かっています
適切であれば終息に向かい 不適切であれば長期化します
戦略は悪い事態を想定して考えるべきです 個人的には資産売却まだ
続くと思います ピンチはチャンスなのでうまく行動しましょう
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ご来訪をお待ちしています