「いつもお世話になっているし、とりあえずお付き合いで１つ入っておきましょうか」
H社長は言った。
新しい年金保険が
出たので案内したら、
ふたつ返事で契約が決まった
〈お付き合い〉って、
素晴らしい言葉だ
保険の仕事を始めた
２０代のころ
先輩たちが人脈を使って
契約を獲ってくるのを横目に、
和歌山の田舎から出てきた
社会人経験２年人脈０の
ゆにっとまねーじゃーは、
行き先が無くて
明けても暮れても
ポスティングをしていた。
「この保険のこの保障が良かったから」とか
「コンサルティングが上手くいった」とか、
先輩たちは自慢げに
言っていたけど、
今から思えば
何らかの付き合いで
加入してもらったのが
ほとんどだったのかも
結局、保険の話を
聞いてもらう人が
いなければ仕事にならない。
若いころなら、
お付き合いなんて
あからさまに言われると、
うれしくなかった
けど、
３０年以上
保険の仕事を
やって来て思う。
お付き合いで
加入してくれることほど
うれしいことはない
保険ではなく、
ゆにっとまねーじゃー自身が
認められたのだから
本日の体重75.1