「もしもし、お電話をくださいましたか？」
電話の向こうで
明らかにD子さんとは違う
年配の女性の声が
「ゆにっとまねーじゃーと申しますが、D子さんは・・・？」
「・・・・・・D子は先週亡くなりました」
「え！？」
・・・・・・・
全くの予想外のことに絶句
D子さんは
４０代半ばで
かんで亡くなった
紛れもない事実だった
「D子は５月に余命半年と言われていました」
「・・・・・・」
お母さんが
言ったことに
言葉が出なかった
6月の終わりに
ロイヤルホストで会ったときには、
お医者さんから
あと半年と
命を区切られていたのだ
「将来のために」とか
「老後のために」とか、
ゆにっとまねーじゃーは
自分の成績のために
なんて残酷なことを
言ってしまったのか
D子さんには、
将来も、
老後も来なかった
あの時
別れ際の言葉が
「年金保険入るの、ちょっと考えるわ」
だったけど・・・・・・
「医者にあと半年って言われたんや」
酔っ払って
そう言ってくれてた方が
どれだけ良かったことか
続く・・・
本日の体重75.9