(これはちがう!)
ふたを開けた瞬間
そう思った。
たった10年だけど、
今まで生きてきて
一番大きな違和感だった!?
小学校4年の冬、
家庭科教室に
弁当を温める
大きなスチーマーの
ようなものが現れた。
朝そこに
弁当を入れておくと、
昼にはぬくぬくの
弁当が食べられる。
ある日、
4時間目の授業が終わって
家庭科教室に
弁当を取りに行って
食べようとした。
見慣れた絵柄の
アルミの弁当箱![]()
でも、
ふたを開けると
とてつもない
違和感を感じた![]()
母はこんなおかずの
詰め方はしない。
煮物は好きではないので
最初から入れないし、
何よりも
ゆにっとまねーじゃーは
白ごはんが好きなので、
ふだんはごま塩程度、
ごはんにふりかけが
かかっているなんて
あり得ない、
絶対違う![]()
いつもと同じ絵柄の
長方形の弁当箱だけど、
中身は明らかに
他人のものだった![]()
すでにふたを
開けてしまっている。
さあどうしよう、
なんて、
考える余裕もなく、
家庭科教室に走って行って、
スチーマーを見た。
そこには
同じ絵柄の弁当箱があった。
ほっとした![]()