「 は― 」げんなり

 

決して

大きくはないけど、

小さくもなく、

遠慮のない

無意識に出た

ため息が聞こえたショボーン

 

素のため息

とでも言うのだろうか。

 

おねえさんは

イライラ感をみじんも出さず

何事もなかったように、

超事務的に

ブックカバーをして、

輪ゴムをまいて

本を渡してくれた本

 

夕方、

次の約束まで

小一時間あったので、

立ち寄った本屋

 

時間つぶしのつもりで

新刊コーナーを見ていると、

どうしても買いたい本が見つかったラブ

 

小さい店なのに、

お客さんでいっぱい

 

2つのレジにレジ

3人くらいづつ並んでいる。

 

ゆにっとまねーじゃーの

番が回ってきた。

 

ゆにまね「ICOCAでお願いします」ICOCA

 

おねえさん「はい かしこまりました、カードを当ててください」

 

ピ!と

いつもの高い音が

鳴るはずだった。

 

が・・・・・・

 

ビ~ 

情け無さそうな音がガーン

 

残高が足りない。

 

864円の本なのに

残高が701円

 

(この忙しいのに、おっさんなにしてくれるねん)ムキー

 

バイトのおねえさんの

無意識に出たため息が

物語っている。

 

いつものゆにっとまねーじゃーなら

カチンとくるのに、

おねえさんの

あまりにも冷めすぎた

素のため息に

完全にひるんでしまったショボーン

 

(今度から気を付けます)

 

 

 

 

 

 

本日の体重75.8kg