1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数を示す『合計特殊出生率』ですが、2023年度、東京都は全国で最も低い0.99と遂に1を割ってしまったことは記憶に新しいと思います。

 

2023年1月4日に小池都知事が公表した、所得制限なしで18歳以下の子どもへの月/5,000円給付(いわゆる「018サポート」)と、0~2歳の第2子保育料無償化は、これまで所得制限ありきだった子ども対策の流れを一気に変えたと言われています。

 

2023年度の一般会計当初予算案8兆410億円(過去最大)の内、一般会計の歳出では、子育て分野に1兆6488億円を計上され、この018サポートには必要な経費として1261億円、第2子保育料無償化には110億円が予算案に盛り込まれました。

 

018サポートは23年9月1日より申請受付を開始(締め切り12/15まで)、24年1月より23年度分を一括給付、第2子保育料無償化は、23年10月より開始されました。

 

 

ところがこの「018サポート」、始まると同時に「申請がとんでもなく面倒くさい」とのことで、苦情が殺到。選択項目の多さ、文章の難しさが指摘されましたが、これはお役所にはつきものです。

 

申請方法は郵送とオンラインの2通りですが、オンラインの場合、「マイナンバーカードがあればスムーズですよ」とちゃっかり誘導、その際、そのカードを読み込むためのアプリまでインストールしなければならないとか、身分証の一部を自身で目隠ししなければならないなど、いくつかの面倒なプロセスを辿らなければ申請完了までに至らないようです。

 

さらに、家族関係を確認するための必要書類が分かりにくいこともあり、申請後に書類の不備で、再申請するケースも多々あったとのことです。

 

つい先日も、申請サイトのオンライン手続きのうち、運転免許証など身分証明書の写真をアップロードが出来ないなどの不具合が起き、一部で申請手続きができなくなるなど、いまだにトラブルが生じているようです。ちなみに、スマホにマイナンバーカードをかざしての申請は、不具合ナシらしいですが。(②に続く)

 

 

うつみさとる選挙ドットコム 

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