会社で、ちょっと仲のいい2人。

年の差が10歳もあれば周りも疑う事もない。

それに私は奥さんだし。
彼には彼女がいるし。


でも、多分仲の良さは何かのラインを超えてたんだよね。私には必要な人になってた。
彼にとっても私はそれなりの存在価値があったような気がする。(も、妄想か…(笑))


会社では誰か他の人がいる時は、全く話さないか話しても敬語。
でも、2人になると、いろんな話をするようになってた。
仕事中とか、嫌な同僚の行動を目の当たりにした時は必ずアイコンタクトしてた。
目で会話。
「今の見た?」
「見た見た。ありえないよな」
そんなアイコンタクト。

こうやって、内緒で社内恋愛でもしてるかのような仲良さなのだったの。
でもお互い相手がいるというのが前提。
彼の口からは彼女が大好きで、今にも結婚したい!彼女といるのが1番楽とノロケ話ばかり聞かされてたのも事実。
だんだん、彼女の話を聞くのが辛くなってきてたかな。でもいつも笑顔で聞いてあげてた。

私は彼にとって話しやすい友達という立ち位置が出来上がってしまってたのだよ。

しかし3年くらい経って私の方の環境が変わり始めてたの。

旦那さんの浮気。


私は離婚を決意してたの。

20歳で結婚、出産。
40歳で離婚。
もう、そういう私の道は心に出来上がってたの。


全く彼は関係なかったよ。
ただ、離婚を考える時も、今後彼とどうなることもないけど、私の心の支えは彼になってたかな。


もう離婚すると切り出すまでカウントダウンが入ってた、そんな6月のこと。
会社の飲み会があって。
私は飲み足りなくって一人で二次会に。
でもどうしても彼と飲みたくってメールしてしまったの。
「今どこですか?まだ飲み足りないんだけど。少し飲みません?」
「えー。もう終電乗るのにホームにいるよ。」
「そうなの…。一緒に飲みたいんだけど」
しばらくし返事がなかったと思ったら

「終電行っちゃいましたよ。今どこにいるんですか?」

キュン♪

心がキュンとしてしまった。
久しぶりにトキメキを感じちゃたのだよお。


それから2人きりで初めて飲んだよ。
終電ないし、タクシーで帰ると彼は言ってたかな。

しかし酔いつぶれてしまったのよ、彼が。
タクシーも乗れそうもないから駅前のビジネスホテルに泊まるというから、そこまで連れて行ったら満室。
「横になりたい!!」
「もー、ラブホしかないよ。私もこの辺りは行ったことないから知らないよ!」

そう言ってラブホに行くことにしたの。

もちろん何もないとわかってるから…。