
どうってことないフレーズだけれど、この曲のタイトルにあの頃はちょっとドキッとした。1974年にダ・カーポが歌った「結婚するって本当ですか」。女性からこう問われると、きっと男はみんなドキッとする。その思わせぶりな言い方に・・。高校生の時、好きだった女の子から「◯◯さんと付き合ってるって聞いたけど、ホント?」と聞かれたことがあって、ハンパないドギマギぶりを発揮したことをよーく憶えている。結局、「ああ、うん、えぇーっと・・あぁ」と答えただけ。それって、どういう意味 ? と、聞き返す勇気もなく、青春時代はいつも心と体が別行動をしていた。♪ほんの小さな出来事で別れて半年経ったけれど、優しい便りを待っていた・・♪と、この曲は続く。けなげな女心だなぁと思う半面、その言葉を本人にはぶつけたの?と、つい聞きたくなる。たった半年で次の相手を見つけて結婚までスパートする男も男だけれど、悲しさのあまり強引に相手を見つけ出したのかもしれない。だから、半年後ならまだ間に合う・・。なーんて、遠い日の自分に重ねたりして、女心に逆恨み。♪ポストの側には 赤いコスモス揺れていた♪という歌詞から、秋の日だとわかる。確かにそういう恋が、秋らしい。そういえば、ダ・カーポは、演奏記号で「はじめに戻る」という意味だ。こんな曲を聴いて、思い出のはじまりにひたるのも、たまにはいいだろう。

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