たどりつきたい先はどこだろう、今モップスのこの歌。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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GWが終わった。今年は海外旅行派も少なかったらしい。自粛ということではないけど、なんとなくそんな気になれない、という人々が多いならまだまだ日本も捨てたもんじゃない。ちょっとそんな風に思えた。昔、1971年のガソリンのCMにこんなCMソングがあった。♪気楽に行こうよ おれたちは 焦ってみたって同じこと のんびり行こうよ・・・♪ ヒッピー風の鈴木ヒロミツが出演して、話題になった。高度成長のモーレツ時代を、ちょっと皮肉ったCMだったのだ。あの時代からさらに進化し、スピードを増した今、気楽ではいられないし、のんびりしてる余裕なんかない。だけど、もう一度ゆっくり考える時間があってもいいような気がする。写真のレコジャケは、そんな鈴木ヒロミツ率いるモップス、72年のヒット曲で「たどりついたらいつも雨ふり」。疲れ果ててしまったら、少し休もう。たどりついて雨なら、休もう。そしてまたゆっくり歩こう。それでいいじゃないか、と歌っているような気がした。心を取り戻すこと。被災地だけではなく、日本人みんなが今、心の復興に向かっていきたい。