《勘違い野郎》
パスタ屋さんのトイレにて。
入ったら、おじさんが二つある洗面台の片方で手を洗っている。お!出てすぐだな。よし入ろうと、ドアノブに手をかけようとした瞬間ドアが、ガタッと揺れた。
なに~~ 先客がいましたか!入れ代わりで入ったのね。
ちょっと待つか。
お、目の前に鏡がある。
そして、鏡にうつるは乱No.1の美男子のあたくし大竹でありませぬか。
やっぱし味のあるイイ顔じゃないか。ザ東北人!素朴だぜ~なのに髪染めちゃってるぜ。
うん?隣のおじさんがチラチラ見てるぜ。
気にしないぜ!
鏡はいいな~俺をハイテンションにしてくれる。ハイテンションでトイレの順番待ち、みんななかなかできないだろ。
おじさん、できないだろ。あ、おじさんが出ていった。
しても、
長い。
この人長いな~~
長いってことは、臭いは覚悟しといた方がいいな。
静かに時間だけが通り過ぎる。物音ひとつさせないし、さては相当踏ん張ってるなぁ。
。。ちょっとドア叩いてみようかな。
トントン。。。
返事がない。そんなに踏ん張りが大切か!ん?待てよ、ひょっとしたら。。
僕は恐る恐るドアを開けてみた。
開いた。
誰もいなかった。
僕は、誰の順番待ちしてたんだろ。
あの、カタカタってなによ。
尿意を抑えながら鏡みてた。おじさんになんでこの男入んないで鏡みてんだろって思われてた。なによりも順番待ちに酔いしれてたこの気持ちを返せ!!
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