24日に、前回の福島原発記事を書いた
片山ノリちゃんから、記事メール届きました・・
今回は、
玲ちゃんの「レベル7 現地から」シリーズ③
を掲載いたしま~す
っと・・・その前に・・・
この度のMOMOライブの募金支援先を
どうしようか悩んでいたとき、相談したのが
このノリちゃん(*゚ー゚*)
そして「ゆめ風基金」なんて どお?
って助言いただいて。。。そこに連絡とって
うん!ここだ って決めた経緯がありまして・・・
そのノリちゃん レイちゃんご夫婦も
素敵な音楽活動をしていて、、、ね
6月22日に、キャンドルナイトライブを開催したんだって
原発事故で若松市に避難している
大熊町の人たちを対象にしたライブで
キャンドルの灯りだけのミニライブなんだぁ
キャンドルの点火には
広島からリレーされた平和の灯を使ったんだって
このライブでね。。被災した子供たちとの出会いもあり
いろいろ宿題がたくさん出来たって
これからどう、アクションを起こそうか、画策中だそうです
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レベル7 現地から (3)
福島県会津美里町 片山玲子
100日が過ぎた。
原発内部の状況、ホットスポット、日本全国への汚染の広がり。
この1ケ月でまた新たな事実が次々と見つかった。
そしてたくさんの子供たちが暮らす、福島市、郡山市を始めとする中通の放射線量は、ここ1ケ月は横ばいで、1~2マイクロシーベルト/h 。一応安全の目安となっている0.6マイクロ以下にはなか なか下がらない。
学校、保育園の表土除去はかなり行われていて、その場所の線量はとりあえず下がっているが、それで問題が解決したわけではない。
削った土の最終処分はどうするのか。また、校庭の土だけ除去しても、家や道路、町全体、生活範囲全体の値が下がらなければ、子供たちは安心して暮らせない。
そのことを考えると、本当に気持ちが折れる。
最近のニュースでは、下水処理場の汚泥の焼却灰の線量が東京を含む東日本で高く「保管場所がなくなっている」と言っていた。
そもそも事故なんか起きなくたって、高レベル廃棄物の処分場所も方法も決まっていないんだから解決できる訳がない。運転を続ければ続けるほど廃棄物は増える。
こんな単純な事が解決できないまま、原発は日本に54基もある。
また、関東各地で細かな線量の調査が始まり、0.4マイクロシーベルト/h、程度のホットスポットがあちこちにある事がわかってきた。
(国際基準の年間1ミリシーベルトから計算すると、0.285マイクロシーベルト/h、となる。しかもこれには内部被曝は含まれていない。)
私たちの住む会津美里町は0.2マイクロシーベルト/h、前後。その位なら関東にたくさんある。何だ、同じだ。
静岡のお茶にまで影響しているのだから、全国どこで何が出ても不思議ではない状況になってきた。
本当に恐ろしくやっかいなものを私たちは50年以上も自慢し、その恩恵を受けて来しまった。
先日テレビで梅棹忠夫という民俗学者の話をやっていた。
「科学とは業である。人間の知的好奇心は、とにかく進まないわけにはいかない。やり続けて行くしかない。その先にあるものは、暗黒」
ああ、そうだよね…って、納得した。
だけど暗黒だけど、その中に光明がある。という言葉で終わっていた。
私の中に今、2つのかすかな光がある。
1つは、福島の犠牲によって日本全体の人々の意識が目覚めてきていることだ。
脱原発の声は、今までになく大きくなってきた。
福島県復興ビジョン検討委員会は、脱原発を望む基本姿勢を打ち出した。
最終案をまとめ、県民の意見を聴いたうえで、7月中に県に提言する。
どんどん意見を言おう。
委員の一人、某教授は、「福島が脱原発と言わないで、どこが言うのか」と言っている。
犠牲はとてつもなく大きいけれど、ドイツやスイスやイタリアのように、国として脱原発の方向に舵を切れたらどんなに嬉しいだろう。
もう1つは自然の偉大さだ。
昨年から私たちは「森のこめら」という小さなグループを作り、荒れた山の手入れを始めた。
しかし、山の動物達に大きな恵みを与えてくれる広葉樹、特にドングリの樹として知られ野生動物の生存に欠かせないナラの樹が「ナラ枯れ」によって、この数年で壊滅的な被害を受けた。
緑に覆われているはずの山が、夏には枯れた木々で真茶色の無残な姿になった。
そしてこの原発事故だ。
自然の、無数の命達に何と言う申し訳のない事をしてしまったのかと、本当に苦しかった。
でも今年、若葉の季節を迎え、山は明らかに去年より緑が増えて来た。
胴吹きと云うらしいが、ほとんど枯れたように見えた
木の幹から直接、細い細い枝をわずかに出し、葉をつけていたのだ。
重傷を負った命が、必死に生きようと知恵と力を振り絞っているのだ。
それでも尽きてしまう命もあるかもしれないが、この若葉を見たとき、心が震え、自然の偉大さに言葉を失った。
暗黒の中の一筋の光。
この光に、私たちは本当に謙虚になろう。
それが、これだけ自然を痛めつけてしまった私たちにできる、唯一の償いだ。
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ノリちゃん&レイちゃん いつもありがとう
今度は、お二人の 暖かく優しい音を奏でる演奏も
ブログに載せたいな(*゚ー゚*)♪
そして。。。いつか「ユニットMOMO」を
ライブのお共に誘ってくださいね
m(u_u)m