椅子に恋文 | Photolanguage

椅子に恋文



初めてお手紙を書かせていただきます。
あまりに唐突で、このような形になったこと、驚かれていることと思います。
失礼とは承知で渡させていただきました。

それもこれも、あなたの魅力に心惹かれてしまったためなのです。
疲れている方に、無償でひと時の休息を与える心の大きさ、何が起ころうとも寡黙に佇むその真摯な姿勢をお見受けするたびに、私の胸は高鳴っていきました。

そして、その高鳴りは、どうしようも抑えきれぬほど膨らみ続け、とうとうこのようにあなた様に手紙を書く衝動へとかわっていったのです。

先刻まで、あれを書こうこれを書こうと、思案を巡らせていたのですが、いざ、筆をとると思うようには書けぬ心苦しさ。お察しいただければ、幸いに思います。


またお会いできる日を楽しみにしております。