生きづらさの正体とは

 

 

 

生きづらさの正体を長年考えてきた。

 

結論

 

それは思い込みである。

 

思い込みの概念が、生きづらさを生んでいる。

 

 

 

 思い込みの概念とは

 

 

私たちは、生きていくうえで数えきれないほどの概念を持っている。

 

 

 

概念というのは、「モノゴトを理解するための意味づけ」

 

例えば、

 

コップとは「水分を飲む道具」のこと。

食器とは、「食事をするための器」のこと。

 

そして、その概念の中には

、意識で来ている部分と意識できていない部分とがある。

 

今回注目するのは、意識できていない部分の概念。

 

意識できていない部分とは。

 

つまり思い込みである。

 

思い込んでいることには、案外人は気づけない。

 

そして知らず知らずのうちに自分を苦しめることがある。

 

 

 

「恥ずかしいことをしてはいけない」

 

「人の役に立たなければいけない」

 

という表面的なもののみならず

 

「親というのは子を愛するものである」

 

「夫は家族のために稼ぐものである」

 

といった立場的なものまで様々な概念が、

 

自分の背景のように「ある」ことにも気づけないままある。

 

あるのだ。

 

 

その概念を体現できていない状態になった時に、苦しむ。

 

出来て当然のことが出来ない。

 

あって当然のものがない。

 

みんなは出来るのに出来ない。

 

みんなは持っているのに自分にはない。

 

 

そんな風に考え、自分は満たされていないと不足を感じる。

 

不足は不安であり、怖れとなる。

 

 

このままの状態で一体どうなってしまうのだろうか。

 

この先自分はやっていけるのだろうか。

 

見えない未来に怖れを抱いているのだ。

 

 

 

 

 

 例えば、

 

 

「夫は家族のために稼ぐものである」

 

という概念がなかったとしよう。

 

なかったら人はどうなるだろうか。

 

 

夫が家族のために稼いでくれたら、

 

それはバンバンザイだ。感謝でしかない。

 

 

夫が稼いこなかったら、

 

それは他に生きていくための稼ぎをどこかで得ないといけない。

 

ということになる。以上だ。

 

 

「うちの夫は稼ぎが(少)ない」

「あそこの家の夫さんは給料が高い」

 

などと悩んだりイヤな気持ちになるのは、

「夫は家族のために稼ぐものである」

 

という概念があるからだ。

 

さらには

「夫が稼ぐと幸せになるハズだ」

「お金があることは幸せだ」

 

という概念も併せて見えてくる。

 

 

 なぜ思い込んでしまうのか

 

脳は楽をしたい。

 

概念をインプットしてしまえば、

 

思考の手間が省ける。

 

思考のエネルギーをえ減らすために、

 

人は概念としてモノゴトをとらえて

 

それ以上考えなくて良い状態にする。

 

 

それ自体は、善悪の問題ではなく、そういうものなのだ。

 

 

 

 

 解決策

 

 

自分の思い込みに気づくこと。

 

不安を感じている時。

 

不満を感じている時。

 

怒りを感じている時。

 

何らかの思い込みがないか、自分の思考を探ってみる。

 

 

感情は、過去の出来事にも繋がっている。

 

過去のわだかまりが、思い込みを作る。

 

知らず知らずのうちに、

 

自分でもびっくりするような思い込みをしていることがある。

 

 

 

 

 

 

 結論

 

生きづらさとは、思い込みなのである。