あたしはいつまでもぷかぷか

みんな、とっくに岸に着いた


泳ごうと思っても

潜ろうと思っても


あたしはただぷかぷか浮くことしかできない


だけど


ぷかぷかしてると

空が空としてあるのがわかる


綺麗だ、と思う、あたしがいる



手もおなかも、足も

髪の毛もたぷたぷ水にたゆたんで


あたしは浮かんでる自分を感じる


潮の匂いも風の匂いも

陽があたしをやく感覚も


全部、ただ今あたしがいるからここにあると知る


どこまでいっても


あたしばっかり



岸に着いた人たちは

自分以外の何かを誰かを

ちゃんとわかっているように見えるのだけれど