このブログを続けて読んでくださっている方は覚えていらっしゃるでしょうか。
ニコニコたのしそうなのに、できあがった箱庭はものすごく迫力のある戦いのシーンになってしまったRちゃん。
1つの箱ではおさまりきらずに、もう1つの砂箱を使いながら、夢中になって“戦いの世界”と“平和な世界”を作っていました。
1ヶ月後にまた箱庭を作りに来てくれたときにも、2つの砂箱を使って、まったく違う2つの世界を作っていました。
でもこのとき、隅っこにこんなシーンが見られたのです。
大きな鳥が卵をあたため、新しい命が生まれました。
その隣に、白いお花が一輪

見えますか?
ここには歳をとって死んだウサギが埋められています

古いものが死んで新しいものが育っていく、大事なプロセスを表現しているようでした。
だからこの次のRちゃんの箱庭に、きっと変化があるだろうと思ったのです。
それから3ヶ月ほどたってから、また箱庭を作りに来てくれたとき、
Rちゃんは2つの砂箱を行ったり来たりしながら、
ぜんぶで5つの世界を作りました。
戦いのシーンもすこしはありますが、
1回目のような激しいものではなく、すぐに場面がかわっていきます。
そして5つ目の世界を作っているとき、なにか新しい時代が始まるような展開がありました。
いろいろ置かれていたものが徐々に取り除かれ、きれいにならした白い砂の上を、犬が埋まりながらも進んでいくのです。

なんて厳かで感動的なんだろう

と思いました。
最後には2つの砂箱のものが統合され、ひとつの世界ができあがりました。
全体を見て、ずいぶん落ち着いたなぁと思ってお母様に話すと、
おうちでも本当に落ち着いてきているのだということでした。
さらに翌月来てくれたときには、もう砂箱は1つでじゅうぶんだったようです。
時間もうんと短くて済みました。
本人はあまりにも早く終了してしまったことに、「あれっ?こんなはずじゃなかった

」という雰囲気でした。
でもそのときには、これ以上作らなくてもいい、これで終わり、という感じだったのです。
実は、いくら頭で「こんなのを作りたい」と考えていても、
その通りにはならないのがアート&箱庭の特徴です
心の奥の、普段は気づかないようにしているものや閉じ込めてしまっているものが出てきてしまうのです。
だから思いもよらない表現になります。
出てきてしまうのは、悪いものとは限りません。
その人の可能性

かもしれません。
どんなものが出てきても、だいじょうぶ。
すべてを受け止めながら、私がそばにいます
だから安心して、自由に心の奥のものを開放してください。
そして世界にひとつだけの、あなたの花を咲かせてください
(すべてご本人、または保護者の方の承諾を得て掲載させていただいております)
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