土砂降り遊び | 紺碧のソラの雲

土砂降り遊び

八王子方面から黒雲が近づいてくる。
ああ向こうは雨なんだな。

雷が鳴って、バタバタバタバタ…という音と共に雨が降り始める。

バルコニーに降る雨を見ながら、子供の頃、
傘もなく夕立にずぶ濡れになって遊んだ時は楽しかったことを思い出した。

早速娘にパンツ一丁になるように命令する。
自分もパンツ一丁になる。

二人でルーフバルコニーに飛び出し、雨にうたれる。

冷たくて気持ちいい。

娘もキャーキャー言って喜んでいる。

上の階の人が見ていたら恥ずかしいな、などと思いつつ、
チラリと確かめるとどうやら留守のようでホッとする。

娘は「雨、雨、降れ、ふれ♪」と大声で歌いながら変な踊りを踊っている。
たぶん原始の、DNAに刷り込まれた踊りだ。

妻もオレも笑いながらそれを見ている。

よし、じゃそろそろ雨で髪を洗おう!

妻にシャンプーを持ってきてもらい
親子二人で、髪を洗う。

そのうち、だんだん小降りになってきたのと身体も冷えてきたので、
風呂で温かいシャワーを浴びた。

あー楽しかった。夏しかできない遊びだよ。