母の日 | 紺碧のソラの雲

母の日

母の日の前日の土曜日の夜に、娘がこそこそと何かを作っている。

ひそひそ声で娘に聞いてみる「何してるの?」
「内緒だよ。明日ママにプレゼントするの」

見ると

夕飯のアサリの味噌汁の貝殻を、テープで凧糸に付けて「ネックレス!」を作っている。
あと、ストローと貝殻を組み合わせて「スプーン!」

「す、すごいね。でもママ喜ぶかな?」
「大丈夫だよ!」(その自信は何?)
「お手伝い券とか肩たたき券とか、絵を描いてあげるとか…他の事のほうが良いと思うよ」
「いいの。じゃこれにティッシュ付けてあげる」
と街で配っている消費者金融かなんかのティッシュ袋を出す。

とりあえず3点セットを隠してその日娘は寝た。


娘が寝た後で、妻と酒を飲みながらその事を話す。
「きっついな~」と苦笑いする妻。

渾身のプレゼント写真↓

アサリのネックレス