認知症

こんにちは、結鹿ですピンクマカロン

 

 

 

年をとる認知機能は低下していき、認知症になってしまったりアルツハイマーなどになってしまったりっていうことはありますよね

 

年をとることは避けられないです

 

 

私は以前病院に勤めていたのですが、やはりどんな病気でも認知症ということはついてきてしまうんですよね

 

 

 

心身のバランスが大切です

 

 

 

認知症だから、全部家族がやってしまう

 

外出が減ってしまう

 

 

 

 

これは悪循環です

 

 

認知症になると、本人は頭の中がすっきりしなくてぼんやりしてしまいます

 

なので何に対してもやる気がなくなってしまうんですよね

 

 

 

そして今までと同じように物事ができなくなってしまうため自身の低下にも繋がります

 

 

”できる!!!”

 

と思っていてもできなくて、上手くできなくなっていっている自分に対して、

 

”上手くできるかな?”

”本当にできる?”

 

と不安や心配を抱いてしまいます

 

次第に、”やらなくていいや”

”上手くできないからやりたくない”

”前と同じようにできないから”

”なんとなく怖いからやりたくない”

 

 

と殻に閉じこもっていってしまうんです

 

 

ですがそれで、家族がなんでもやってしまうと認知症本人の方の力を低下させてしまうことに繋がります

 

 

 

もうあの人上手くできないからやってあげる

危ないからやってあげる

 

そうすることによって、認知症の方はどんどん、どんどん

何もできなくなってしまいます

 

 

 

機能を維持することが大切です

 

 

ずっと寄り添って、見守ってあげることは難しいかもしれません

 

 

ですが何かを習慣化させてあげる、役割をそのまま継続してもらう

ことが大切です

 

 

毎日同じ時間にあることを習慣化させてあげる

 

そしてそれに楽しみややりがいを持ってもらうことによって身体機能や精神機能が維持されます

 

 

 

やりがいを持つ、楽しみを持つということは、とても生きる力が湧いてくるんですよね

 

 

 

例えば、お家でできる習慣としては

ご飯を食べる際にテーブルを拭くのは絶対その人がやる

水をコップに入れてみんなに配る

ご飯を盛る

ご飯を炊く

花に水をあげる

仏さんにご飯をあげる

犬にご飯をあげる

 

など様々なことがありますね

 

 

ポイントとしては目に見えてやったことがわかることだったり、範囲が狭い事

 

拭き掃除をする、掃除機をかける等範囲が広かったら

あれ?あそこはやったかしら?

 

とやったところがわからなくなってしまいます

 

 

 

目に見えてわかって、範囲が狭い、そして人から感謝されることが良いですね

 

 

 

 

私がデイサービスで関わった方は認知症でもうポットの使い方がわからない方でした

 

同じテーブルに座っている人たちにお茶をあげてお話したいけれど

 

ポットのどこを押したらお茶が出てくるのか、どこからお茶が出てくるのか、どこにコップを置けばいいのか等わかりませんでした。

 

 

その人にとって、誰かをもてなすということをしたかったようです

 

私はそこで、ポットにシールを付けました

”でる”

と大きく書いたシールを貼り、ここを押せばお茶が出るということを何度も何度も毎日一緒に確認しました

 

そしてお茶が出るところには矢印のシールを貼りました

 

 

毎日一緒に確認したり、私が「お茶飲みたいな」

と話すと

「あら私が入れてあげる」

とお茶を入れてくれたのでその時に動作を確認しました

 

 

間違えそうになった時には

「あれ?ここにこの印があるからここを押したらいいんじゃない?」

「ここに矢印があるからここにコップを近づけてみたらどうかな?」

 

と提案するように接しました

 

時には見ていない時にお茶を誰かに入れてくれて失敗することもありました

 

 

認知症の方は失敗すると怖くなってしまってやらなくなってしまうこともあるので

できれば成功体験をしてもらえることが一番なのですが

 

その方は失敗すると少しそのことから離れようとしてやろうとしないこともありましたが次の日になると挑戦してくれました

 

 

そしてお茶を入れて同じテーブルの人に配ってあげることによって、皆に感謝され〇〇さんはこのテーブルでお茶を入れてくれる人

という認識ができました

 

次第に失敗することもなくなっていき、自分一人でお茶を入れることができるようになりました

 

 

 

すると今まではデイサービスに対して否定的で「なんで私がこんなところに来ているんだろう」

「知らない人ばっかりで楽しくない」と言っていましたが

 

同じテーブルの人にお茶を入れてもてなすという役割、楽しみを持ってもらうことで、デイサービスが楽しいところだと認識してくれました。

 

そして感謝されるためやりがいが生まれ、「私がお茶を入れてあげなきゃ」

と自信をもって生活してくれるようになりました

 

 

 

 

認知症になったから、すぐに忘れてしまうからと言って、何もできないわけではありません。

 

これまで経験してきたことは頭の片隅に残っているのです

 

それをどう引っ張り出すかによって、思い出してくれたり、新たにできるようになるんです。

 

 

 

その記憶を引っ張り出して、その人を輝かせることで、その人にとって生きがいが生まれ自信を取り戻し、明るい生活ができるようになるんです。

 

 

 

 

その人らしく生きることが大切です

 

 

 

病気になったから何もできないわけではありません。

 

 

 

自信を維持させてあげる、ちょっとしたサポートをするだけでその人は生きやすくなります。

 

 

 

なんでもやってあげることは、助かるかもしれませんが

 

できる、やってみるチャンスを奪っているかもしれない

 

ということも考えてみてください

 

 

 

 

 

今日は認知症について書いてみました

 

誰もがなりうる病気

 

しっかり知っておくことで、身の回りの誰かのサポートができるかもしれません

 

 

諦めるのではなく、その人のストレスにならない程度に一緒に頑張ってみましょう

 

 

 

今日もありがとうございますむらさき音符