お正月は【弁天座】へ!! | ユニオン歌謡スタジオ

お正月は【弁天座】へ!!

 日曜日のお昼前。
まだ眠りから覚めやらぬ私の枕元で携帯電話が鳴った。
送信者の名前は細川君。・・・珍しい!!
「もしもし」と言いかけた私に、細川君がいつもの爽やかな口調ではあるものの、いささか興奮気味な早口で、一気にこう言った。

「おはよう。まだ寝てた? 今日、僕は安芸に来ていて『安芸タートルマラソン全国大会』で走り終わって、体育館でお昼ご飯を食べよったがよ・・そしたら、場内に繰返し流れてる歌声が、『あれっ、どこかで聞いたことのある?・・』と思ったら、しんちゃんの歌やった。 聞える? どう聞える?」

 きっと細川君は携帯電話を体育館のスピーカー方向に手をかざしながら、何とか私にその音を聞かそうとしてるんだろう(笑)
 しかし、1000名ほどの参加者が昼食時に集ってるというざわめきめいた様子は聞き取れても、自分自身の歌までは聞えなかった。
  ・・・ わざわざ知らせてくれて、ありがとう細川君。

「安芸」という場所を聞いた時、その成り行きが自分なりに察しがついた。

先だって、店に放送局のTさんが連れて来てくれたフォークソンググループ(?)『豆電球』の小松さんはじめメンバーの方々のご好意であろうと・・・。

安田町を拠点にして、地元県の高知で音楽活動を続けてらっしゃる「豆電球」さんたち(人伝に聞いてはいたが)とお会いしたのはその時が初めてだった。

その際に、Tさんが「ここのマスターが、高知の歌をCDにして発売するようになった・・」と紹介いただき、その場で「土佐・風の祭り歌」を歌わせてもらったことだった。

「高知を一緒に発信していこう!僕たちも協力するから・・」と小松さんが言ってくれて、店から帰るときにはCDを買ってくれた上に、「ポスターも貼ってあげるから」と数枚持って帰ってくれた。

 数日後、小松さんから電話があり、
「お正月の3日に恒例のライブを、赤岡町の【弁天座】でやるけど、ゲストとして来ない? キャンペーンのつもりで来てみては?! 僕たちもCD販売を呼びかけるから・・・」と、なんともありがたいお誘いだった。

 お正月の残ったおせちを持ち寄って、客席では宴会気分で毎年ライブをしてるとか・・・。
午後12時半会場、1時開演。 入場料2.000円(当日2.500円)

 私にしたら、そいういった場所で歌うのは初体験。 
返事は数日後でもいいと言ってくれたから、ちょっと計画してた段取りを変更して、それから3日後に「是非とも参加させていただきます」と電話連絡をした。

 「高知県の歌を作りながら、県内外に発信していきたい!」・・・同じ気持ちを持ってる方々と、こんなにも早く知り合えて、そして(歌のジャンルに違いこそあれ、同じ目的での共有する時間を持てるようになって本当に嬉しい限り。

 新年3日・・・是非とも赤岡町の【弁天座】におこしあれ!!



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