ニトリはさすがです。 | テナントリーシングのユニオンディアス

ニトリはさすがです。

今日は一日雨でした。
物件調査に行かないといけないのですが、この天気ですから日を改めようと思います。
契約のお手伝いをさせていただいた新築複合施設の案件の工事も順調のようなので、こちらも現地の状況を確認したいと思います。

さて、今月3月19日にグランドオープンした「お・ねだん以上」のニトリつくば店を視察してきました。

大店立地法の届出から

売場面積:5088㎡(1539.12坪)

駐車場台数:142台の堂々たる規模です。

1階部分が生活雑貨や小物家具を中心に、

2階部分が大型家具で構成されています。

取り立てて駅に近いわけではありません。土地区画整理事業用地の沿道に面した立地です。

前面道路は県道で中央分離帯有りの往復6車線。

対向車線からは直接の導入が取れず、500m以上の迂回しないと店舗前面道路へ出てこれない自動車動線。

交差点角地にはスターバックスのRS店舗があり土地は隣接するものの、ニトリ自体は角地に接していません。

私がこちらの店舗開発担当者であれば、この立地への出店はかなり慎重になることでしょう。

中に入れば、天井が高く開放的、そして上下エスカレータ完備による2階への動線確保。

従業員の年齢層が高めな分、大人の接客で気が利いていて丁寧。

そして、なにより衝動買いを誘発してします商品力と価格構成。

特に雑貨の商品力の向上は目を見張るものがありました。100円ショップよりも遙かに質、デザインとも優れた商品がそれほど価格差がないのです。

こうして欲しい!をひとつ言うとすれば、
店内が広すぎて従業員の巡回が間に合わないようです。
買い物中のお客さんが従業員を捜す手間も大変なので、売場に一定間隔に呼び出しボタンを設置して、ボタンを押せば、ほどなく担当者が現れるような・・・ちょっと贅沢な要望ですが、これくらいです。

◎どこにも負けない商品力、価格構成

◎欲しい商品が必ず見つかるほどのアイテム数を収容できる店舗規模


この競合優位性はIKEAでもなかなか崩せないのではないでしょうか。

決して立地に恵まれているとは言えない、このニトリつくば店はおそらく、早い時期から土地区画整理事業に絡んでプロジェクトを進めて来たことと思います。その分、賃料設定はかなり低く押さえられたのではないでしょうか。

今後3ヶ月後、6ヶ月後と定点観測したい店舗です。

さて、昼にはランチにお取引先の新規業態のとんかつ屋さんへ。

$ユニオンディアス

本業は別業態なのですが、1店舗だけつくばに実験店があります。今期はこの1店でノウハウと戦略を練っていくようです。来期はどうなるか・・・楽しみです。

写真のミックスフライランチ、880円でボリュームがあります。
釜焚きの白米か炊き込みご飯、味噌汁か豚汁、あとキャベツがおかわり自由です。

あえて競合ひしめく茨城へ1号店を出店されたのには意志を感じます。地元企業の「とんQ」「かつ膳」と競合しますが、健闘していると思います。

明日はさいたま市の某物件の現地調査です。天気が良ければいいのですが。