ニーズに応えるために | テナントリーシングのユニオンディアス

ニーズに応えるために

先週末に提案書を持ってきて欲しいと依頼を受けた案件について、昨日も準備していたのですが、今朝急ピッチで資料作成しました。

午後からお客さまのもとへ。

業界では歴史ある企業です。半世紀の歴史の中で変わらぬ良さと、変わるべき部分とが混在する中で、昨今の不況の中で新しい事業展開のためにある提案が欲しいと当社に依頼頂いたのでした。

すでに、この案件についての下話は前からしており、あとは時間的制約や行動方針、そして費用など物理的に解決できます。

あとは、さらに掘り下げて出店方針について議論していかないといけないです。

①企業の発展にとって、この出店方針で良いのかどうか?

②一過性の実験出店ではなく、向こう10年を見据えた出店方針なのか?

③その出店方針で成功できるのか、もっと言えば成功率70%以上を期待できるのか?

④一番大事な、その出店方針によって、そのロケーションで出店した結果、お客さまの支持があるのか?

売上、利益の確保は企業として当然必要な条件ですが、そもそもお客さまがその出店を求めているのか?

ここを間違えると、企業のひとりよがりな出店になって、数ヶ月は調子が良くても、しょせん地元のお客さまに指示されないのですから、すぐに客数が減って赤字化してしまいます。

地方の商業施設によくあります。デベロッパ側では充分に練ったマーチャンダイジングに従ってテナントリーシングをしたはずなのに、開店数ヶ月で撤退が複数店舗で始まっている現実。

これを不景気だからの一言で解決して良いのだろうか?

「貴方の感覚でよいので、答えて下さい。○○についてどう思いますか?」

幾度かの鋭い質問を受け、私の経験と日頃考えていることから返答させて頂きました。
満足のいく答えだったか分かりません。しかし、自分で学び取ったことを経験則で修正して答えを導くことしかできません。

出店方針の重要な所を話しているのに、教科書通りの会話をしても時間の無駄です。

GW前には本件がスタートしてれば面白いことになると思います。年内に成果が出せるでしょうから。