賃上げなし、物価上昇で景気下降の「アベノミクス効果」が生じるだろう | Blog de Unionism | にいがた青年ユニオンの労働問題相談所

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初任給の引き下げがほとんどないと伝えられています。


初任給据え置き95・4% アベノミクス効果見えず

 民間調査機関の労務行政研究所が22日発表した、今年4月入社の新入社員の初任給調査によると、95・4%の企業が、全学歴または一部学歴で初任給を2012年度と同額に据え置いたと回答した。据え置きは5年連続で90%台となった。

2013/04/22 19:38   【共同通信】



初任給水準は、正社員の賃金のスタートラインという意味だけでなく、パートやアルバイトの賃金水準の目安になります。つまり、政府が賃上げ要請したところで、「底上げ」にはならないということです。

ワーキングプアの問題が全く解消されません。
しかも、それを忘れたかのように「限定正社員」という名称の、ただの期間工を増やそうというのですから、あきれかえります。
派遣自由化の次は、解雇自由化。
なかには、同一労働同一賃金を徹底すれば、雇用流動化に賛成という意見もあるようですが、いまの経済界に、そんなことをしてくれると期待する方が間違っています。