麻生副総理「さっさと死ね」発言は、アベノミクスの本音! | Blog de Unionism | にいがた青年ユニオンの労働問題相談所

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麻生副総理は21日、社会保障制度改革国民会議で、「死にたいと思っても生きられる」「政府の金でやっていると思うと寝覚めが悪い」「さっさと死ねるようにしてもらうなど、色んなことを考えないと」などと発言した。その後、麻生副総理は「私の個人的なことを申し上げて、別に終末医療のあるべき姿について意見を申し上げたものではない」としたが、「公の場で発言したことは、適当ではない面もあった」として議事録からの削除を申し出ている。

以前から、終末医療や尊厳死をめぐる議論は確かにある。
しかし、それは本人や家族の宗教観、死生観の問題が第一であり、政治が一律に介入すべきではない。

ましてや、国民会議では終末期医療にかかっている重い財政負担に関連した発言である。
死生観ではなく、財政負担に関連した発言という点があまりにも重い。

現在、安倍内閣は生活保護の切り下げを狙っている。
「3年間で800億円の節約」と財政負担の観点が見え隠れする。
しかし、その一方で公共事業には20兆円の大盤振る舞いだ。

800円の弁当をけちって、20万円の高級料亭で豪遊する感覚は理解しがたい。

生活保護削減と公共事業ばらまき

こうなれば、やはり麻生副総理の頭の中にあるのは「終末期医療に金がかかるからさっさと死ね(もちろん、自分もそのつもりだから、周りもそれに従え)」という感覚なのだろう。

金持ちは自分勝手に生きればいい。庶民はそれに従え。
まさにアベノミクスの本質だ。

一つ付け加えておかねばなるまい。
麻生副総理の資金管理団体「素淮(そわい)会」が、政治資金を使って2009年~11年の3年間で約6000万円もの飲み食いをしていたと報じられている。
これも庶民には理解しがたい感覚である。


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社会保障制度改革国民会議⇒ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/kaisai.html

政治資金で飲み食い
麻生副総理資金管理団体
クラブ・料亭・すし店…3年で6000万円
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-07/2013010715_01_1.html