にんが
肥満細胞腫の再発によって
逝ってしまったことで

肥満細胞腫をとても怖い癌だと
思ってしまっている飼い主さんが多いのでは?と
はたと気づきました。

表面に出来る肥満細胞腫は
切除しきることが出来れば
完治する癌です。

言ってみれば、リンパ腫や膀胱癌などより
全然怖くない癌です。
(その種類にもよりますが)

表面にできた肥満細胞腫は
グレードが1~3の段階に分けられますが
そのグレードが つけられるのは
表面の癌だからこそで
完治する可能性も大いにあると思います。

私の勝手な予測では1~2なら完治するといっても
過言でないと思います。

にんのように
表面だけではなく中のほうにまで入ってしまった肥満細胞腫は
手術時の組織を病理に出しても
1~3といったグレードさえも出ません。

極めて高グレードである としか結果は出てきません。


そして、にんは
案の定 肝臓に再発して
分子標的薬で5ヶ月間も元気にがんばってくれましたが
最後は
眠るように逝ってしまいました。


ただ、にんのような肥満細胞腫のほうが
むしろ少ないと思います。


たいていは、表面に出来
かなり多めに切除すれば完治するものが
ほとんどだと思います。

肥満細胞腫は
他の癌に比べれば、それほど怖いものではありません。



肥満細胞腫=死では 決してありません

むしろ、他の癌のほうが怖いと私は思っています。

(にんはただただ不運だったけれど
 でも幸せに逝けたと自負しているので
 私は満足です。)